今も昔もねこが好き!「アートになった猫たち展」3月4日(日)まで!

今も昔もねこが好き!「アートになった猫たち展」3月4日(日)まで!
目次

    新春特別展示「アートになった猫たち展」
    今も昔も猫が好き~近現代アートから浮世絵まで~


    top2.png

    猫が日本に伝来したのは、6世紀ごろといわれています。当時の日本は飛鳥時代、先進国の中国から文化や文明を積極的に取り入れていました。経典もその一つ。ところが貴重な経の書物を輸送中の船で食い荒らしてしまうのが鼠でした。猫は経本を狙う鼠よけとして船に乗せられ日本へ渡ってきたのです。私たちの暮らしにとけこみ、また彩ってくれる猫は、創作意欲をかきたてる存在でもあり、多くの芸術家に愛されてきました。


    目次

    ・アートになった猫たち展 会場案内

    ・学芸員さんが教えてくれる
        アートになった猫たち展の楽しみ方


    ・アートになった猫たち展 イベントのご紹介

    ・まとめと地図





    ・アートになった猫たち展 会場案内




    500-013.jpg


    第1章 アートになった猫たち
     日本画、海外近代版画、商業美術

    第2章 猫を愛した芸術家たち

    第3章 猫爛漫 猫で遊ぶ
     おもちゃ絵、双六、立体、洋画、挿絵、猫を愛した浮世絵師・歌川国芳

    第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】
     浮世絵に描かれた猫たち/猫のいる暮らし

    第5章 なぜ猫で描かれた?
     化け猫、芝居の名場面にあらわる
     しゃれ猫模様/擬人猫/パロディな猫たち

    第6章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【明治編】
     明治美人と猫、小説の口絵木版

    最終章 再び、アートになった猫たち
     日本の近現代版画










    ・学芸員さんが教えてくれる アートになった猫たち展の楽しみ方




    猫と蝶のあしらいとは?



    204.jpg


    愛猫を胸に抱いた少女の視線は、軽やかに宙を舞う小蝶に向けられています。
    少女のほつれ髪にじゃれようとする猫も、どうやら蝶が気にかかる様子に見えます。
    山本昇雲の「今すがた」シリーズの中でも、浮世絵と現代美人画をむすぶとして高い評価をえている作品です。 「

    猫と蝶の図柄は吉祥画題として、たくさん描かれているのですよ。」と、学芸員の岡崎さんが説明してくださいました。
    中国語で70歳、90歳を表す耄ぼう耋てつが、猫と蝶の発音によく似ているからなのだそうです。
    (第6章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【明治編】「今すがた 小蝶」展示番号181 1909年)

    岡崎さんは源氏物語・若菜の段から題材を得た中村岳陵の「子猫」を紐解きます。
    平安時代の世、猫はとても貴重な存在でした。身分の高い人でなくては愛でることはできなかったそうです。
    「屋敷の奥深くに猫は紐でつながれて飼われていました。この絵は蝶に誘われて飛び出した猫の紐が御簾の裾を跳ね上げ、光源氏の正妻でまこと清らかなると称された女三宮の御姿がほんのちらりとなのですが、顕わになるところが描かれています。」
    先の庭で蹴鞠に興じていた柏木は、その一瞬にして女三宮心を奪われます。
    二人は運命のように惹かれあい、道ならぬ恋に落ちていきます。
    そのきっかけが猫という色めいた香りがたつような作品です。
    (第1章 アートになった猫たち 「子猫 見立源氏物語女三宮」展示番号9 大正~昭和期)











    浮世絵に描かれた猫の多幸



    960-112.jpg「これは絵解きが面白いのですよ。」と岡崎さんは歌川国芳による山海愛度絵図さんかいめでたいえずを見せて下さいました。
    山海とは日本各地、愛度とは愛でたいという意味だそうです。
    各地の名物と美人画を組み合わせたシリーズで、現代でいうなら観光案内パンフレットとか地方旅行記にあたるのでしょうか。

    「猫が手足を体の下にかくして座っていますね。猫の頬は膨らんでいるのがおわかりになりますか?これは成熟した雄猫の特長です。飼い主のかたわらでとてもリラックスしているのです。」

    猫の武器は鋭い爪。すぐに攻撃にはいれない体勢は不利というもの。まして大人の雄猫なら常に用心しているはずです。この猫は、よほど安心しているのでしょう。

    「これを香箱座りといいます。香箱は香木や燻香料を収めておく四角い箱のことですが、猫の座り方が香箱の形と似ているので、そのように呼ばれています。」

    女性はおみくじをたずさえています。どうやらおみくじ占いは朗報のようです。
    口元がわずかにほころんでいます。嬉しそうな飼い主の様子が猫にも伝わっているようです。

    「播州高砂の蛸は、多幸にも通じますね。」

    嫁ぐ日を夢見る愛らしい女性と、香箱座りの愛くるしい猫、そして播州高砂の多幸。愛度めでたいづくしの図柄です。
    (第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】「はやくきめたい播州高砂蛸」展示番号106 1852年)








    猫で描かれた遊び心



    500-160_歌川芳藤_子猫あつまって大猫となる.jpg生まれたばかりの子猫たちは、丸まって猫団子になります。
    母親が不在のときに体温が下がらないように身を守っているのです。
    体の柔らかい子猫は、折り重なって複雑な形になることもあります。 「

    この大猫は19匹の子猫で描かれているのですよ。」と岡崎さん。
    よく見ると猫のひげは扇子の骨、目は鈴になっています。これも作者歌川芳藤の遊び心なのでしょうか。
    (第5章なぜ猫で描かれた? 展示番号159 1847年~1848年頃 錦絵大判)

    「シャレ猫模様が登場した背景には、江戸時代に何度も発令された贅沢禁止令との関係がありました。」
    とりわけ天保の改革では、絹の着物の禁止、色や柄の指定といった細かい制限から始まり、浮世絵にも及びました。
    歌舞伎役者をえがいた武者絵や、美人画など、華やかな風俗絵はぜいたくの極みとしてされ許されなかったのです。

    絵師たちは役者の顔を猫に置き換えて描き、法の規制をくぐりぬけました。
    「猫を擬人化して当時の人気役者をえがいた歌川国芳の猫の百面相です。今ならジャニーズの猫絵かしら。」
    猫の表情をしげしげ眺めると、ひとつひとつが個性的です。猫として描かれていてもファンならすぐに見分けがつくのでしょう。
    (第5章なぜ猫で描かれた? 展示番号156 天保12年1841年 団扇絵)

    その流れは明治時代のおもちゃ絵につながっていきます。
    歌川芳藤作「志ん板猫のたわむれ西洋床」では、文明開化に戸惑い驚きながらも謳歌する庶民の暮らしが、猫の姿を借りて描かれています。

    「おもちゃ絵は子供向けの浮世絵で、遊びながら人生に必要な教訓や、生活の知恵を学ばせたものでした。」
    (第3章ねこ爛漫 猫で遊ぶ 展示番号53 明治初期)






    猫が主役になる 名作パロディ



    960-118写楽の江戸兵衛.jpg
    「最後にとても面白いものをお見せしましょう。」と、岡崎さんの目がいたずらっぽく笑いました。
    彗星のように画壇にあらわれ、わずか10ヶ月で145点の作品を残し、こつぜんと姿を消した写楽の代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」かと思いました。
    「江戸兵衛の懐から飛び出した猫が、同じ手のポーズをとっているでしょう。」もう、おかしくてたまらないという表情の岡崎さん。

    中右瑛児が創案し、アシスタント亀本すみれによるコンピューターグラフィックでした。
    中右瑛児は生没年、経歴とも不明ですが、夢二と猫をこよなく愛す心霊探検家で、「アートになった猫たち展」と深いかかわりがあると伝えられています。

    「写楽の江戸兵衛と同じポーズをとる猫」のほか、「歌川国安の風流娘手遊の諧謔パロディ」「北斎の幽霊画 こはだ小平二とねこ」の3点が浮世絵名作パロディとして出展されています。
    (第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】展示番号115、116、117)

    「夏目漱石センセイの頭上で狂喜して踊る我輩ハ猫」も、おどけた作品です。
    乱舞を見せる猫には、歌川国芳の猫が使われています。
    我輩ハ猫デアルの初版や復刻版のカバーなどがいっしょに展示されているので、合わせて見ておきたいところです。
    (第2章 猫を愛した芸術家たち 展示番号41)

    「日光の眠り猫を抱くモナ・リザ」(最終章 再び、アートになった猫たち)「ノートルダム寺院に現れた黒猫」(第1章 アートになった猫たち)といった名作パロディも、中右瑛児特有の視点と洗練されたユーモアで描かれた猫に出会えます。









    愛される猫、人を諧謔する擬人猫、おもちゃ絵や双六に描かれるパズル猫、伝説や芝居に登場する化け猫、福を招致する招き猫など、様々に表現されるアートになった猫たちが集結する姫路市書写の里・美術工芸館の新春特別企画です。
    展示されている作品は、浮世絵から近現代作品に至るまでの200点あまりにのぼります。
    「まずは楽しんでください。」という学芸員・岡崎さんの言葉通り、むつかしいことはさておき、気まぐれで自由な猫のようにアートになった猫たちと戯れてみましょう。







    ・アートになった猫たち展 イベントのご紹介



    今も昔もねこが好き、アートになった猫たち展では、1月6日から3月4日までの会期中、盛りだくさんのイベントが企画されています。

    イベント.png

     

















    中右瑛公演会「黒猫奇譚~猫が好きな芸術家たち~」



    500-075_竹久夢二_黒猫を抱く女(柳屋版)_大正9年_木版画_個人蔵.jpg「アートになった猫たち展」の監修者中右瑛先生をお招きしての特別講演会です。
    中右瑛先生は、浮世絵の研究家また収集家として知られていますが、大正ロマン昭和モダン文化にも造詣が深い方です。
    「黒猫奇譚~今も昔も猫が好きな芸術家たち~」と題し、竹久夢二の作品を中心にした解説が拝聴できます。

    日本の古典的な技法に西洋画の要素を取り入れた画風は、竹久夢二の独創の世界。
    彼の存在は、現代風に言うなら画家というよりグラフィックデザイナーに近いのではないかと考えられます。

    竹久夢二が女性ファンを魅了してやまないのはどうしてなのか。
    大正美人と黒猫にまつわるエピソードが、その秘密を明かしてくれるかも知れません。

    事前の予約は不要ですが、定員は80名になります。開催14時の1時間前13時より整理券が配布されます。
    会場は美術工芸館2階ラウンジです。



    正月初三 中国音楽ミニコンサート「正月初三は、猫、二胡、笛子の音楽会」



    IMG_2055.PNG2月18日(日)は正月初三にあたり、姫路中国音楽アンサンブルによるミニコンサートが行われます。
    中国では日本と慣習が違い、旧正月で新年を祝います。春節と呼ばれ、4000年以上の歴史があります。
    2018年のチャイニーズイヤーは2月16日。この日より3日目を初三と呼びます。
    中国の伝統弦楽器二胡は、発音がネコに似ていますが、音色も甘えるネコの声のように響きます。
    正月初三にふさわしいネコと二胡と笛子のライブです。

    演奏は14時から約1時間が予定されています。予約の必要はなく、当日の来館時鑑賞できます。
    会場は美術工芸館展示室A通路です。


    学芸員による展示解説会



    500-063_メキシコの飾り猫.jpgもっと詳しく知って興味を深めたいと思っていらっしゃる人も多いでしょう。
    美術工芸館学芸員の展示解説会が会期中に3回実施されます。
    アートの奥に潜む歴史的背景や逸話に触れると、楽しみ方の幅が格段に広がります。

    記者はどちらかというと芸術的素養にうといのですが、学芸員さんの丁寧な説明のおかげで少しだけ開眼しました。
    中右瑛先生監修の作品集を穴の開くほど眺めくらし、追加2冊をアマゾンに注文してしまいました。

    専門家の解説という機会をのがさず参加してみましょう。



    レザークラフト教室「猫のコインケースづくり」





    500イベント_コインケース.jpg御着四郷皮革協同組合が運営する「Leather Cafe」スタッフが指導にあたります。
    レザーを熟知した専門講師に教えていただけるので、初心者も安心して参加できます。
    ありそうで、意外とない猫のコインケース。ユーモラスな作品が作れそうですね。
    各回定員10名、参加費は700円です。会場は当館会議室になります。
    参加申し込み希望の方は1月25日までに、下記の要綱で申し込みましょう。




    羊毛フェルトで猫のフレームづくり



    フェルト教室サンプル.JPG羊毛フェルト作家ふじたさとみ氏によるワークショップです。
    ふじたさとみ先生が作り出す作品はリアル系からキャラクター系までというより、ジャンル分けを必要としない作風です。
    作品集を多数出版されていますが、メーカーと共同キッドのデザインといった羊毛フェルト工芸に力を注がれています。

    ふじたさとみ先生のご指導で、吐息が感じられるような猫のフレームを作ってみませんか。
    参加費1000円、定員15名です。小学校5年生以上の方は参加できますが、保護者同伴でお願いします。
    会場は当館会議室です。
    参加には予約が必要です。2月15日までに申し込みましょう。申し込み方法は下記に記載します。




    レザークラフト教室「猫のコインケースづくり」と「羊毛フェルトで猫フレームづくり」は事前予約が必要です。
    申し込み方法は、はがきと専用ウェブサイトの二つの方法があります。
    はがきで申し込む方は、往復はがきにイベント名、実施日、希望時間、住所、氏名、電話番号を記入
    〒671-2201 姫路市書写1223番地 姫路市書写の里・美術工芸館「イベント係」へ郵送します。
    ウェブ申し込み希望の方は こちらをクリックすると公式申し込みページにリンクします。
    応募多数の場合は抽選になります。



    プラバンで猫の栞づくり

    ここ数年、人気再沸騰のプラバンクラフトで、猫の栞を作ります。30分位でオリジナル作品が出来上がります。
    先着20名。参加費用は100円です。会場は1階受付横になります。

    グループ「ゆめゆめ」紙芝居

    参加費無料で楽しめる紙芝居。会場は1階の喫茶コーナーです。




    各イベントの参加には有料、無料にかかわらず別途入館料が必要になります







    アートになった猫たち展~近現代アートから浮世絵まで~
    ・会場
     姫路市書写の里・美術工芸館
    ・会期
     2018年1月6日~3月4日
    ・開館時間
     10:00~17:00(入館は16:30まで)
    ・休館日
     月曜日(祝日をのぞく)
     ※2月12日開館 翌2月13日休館
    ・入館料
     一般300円 大高生200円 小中生50円  ※20名以上の団体2割引き
     ※身体障害手帳、養育手帳、精神障害者保険福祉手帳の交付を受けた方、
     および介護者1名。どんぐりカード、ひょうごっこココロンカード提示の小中学生。
     姫路市内在住65歳以上の方は無料   
    ・住所
     兵庫県姫路市書写1223番地
    ・電話番号
     079-267-0301
    ・HP
     http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
    ・アクセス
     JR・山陽姫路駅より神姫バス10番のりば⑧系 書写山ロープウェイ(終点)下車
      (所要時間約25分)
     姫路バイパス・姫路西ランプより約15分。
     山陽自動車道・姫路西インターより約10分 駐車場45台

    新春特別展示「アートになった猫たち展」
    今も昔も猫が好き~近現代アートから浮世絵まで~


    top2.png

    猫が日本に伝来したのは、6世紀ごろといわれています。当時の日本は飛鳥時代、先進国の中国から文化や文明を積極的に取り入れていました。経典もその一つ。ところが貴重な経の書物を輸送中の船で食い荒らしてしまうのが鼠でした。猫は経本を狙う鼠よけとして船に乗せられ日本へ渡ってきたのです。私たちの暮らしにとけこみ、また彩ってくれる猫は、創作意欲をかきたてる存在でもあり、多くの芸術家に愛されてきました。


    目次

    ・アートになった猫たち展 会場案内

    ・学芸員さんが教えてくれる
        アートになった猫たち展の楽しみ方


    ・アートになった猫たち展 イベントのご紹介

    ・まとめと地図





    ・アートになった猫たち展 会場案内




    500-013.jpg


    第1章 アートになった猫たち
     日本画、海外近代版画、商業美術

    第2章 猫を愛した芸術家たち

    第3章 猫爛漫 猫で遊ぶ
     おもちゃ絵、双六、立体、洋画、挿絵、猫を愛した浮世絵師・歌川国芳

    第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】
     浮世絵に描かれた猫たち/猫のいる暮らし

    第5章 なぜ猫で描かれた?
     化け猫、芝居の名場面にあらわる
     しゃれ猫模様/擬人猫/パロディな猫たち

    第6章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【明治編】
     明治美人と猫、小説の口絵木版

    最終章 再び、アートになった猫たち
     日本の近現代版画










    ・学芸員さんが教えてくれる アートになった猫たち展の楽しみ方


    猫と蝶のあしらいとは?



    204.jpg


    愛猫を胸に抱いた少女の視線は、軽やかに宙を舞う小蝶に向けられています。
    少女のほつれ髪にじゃれようとする猫も、どうやら蝶が気にかかる様子に見えます。
    山本昇雲の「今すがた」シリーズの中でも、浮世絵と現代美人画をむすぶとして高い評価をえている作品です。 「

    猫と蝶の図柄は吉祥画題として、たくさん描かれているのですよ。」と、学芸員の岡崎さんが説明してくださいました。
    中国語で70歳、90歳を表す耄ぼう耋てつが、猫と蝶の発音によく似ているからなのだそうです。
    (第6章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【明治編】「今すがた 小蝶」展示番号181 1909年)

    岡崎さんは源氏物語・若菜の段から題材を得た中村岳陵の「子猫」を紐解きます。
    平安時代の世、猫はとても貴重な存在でした。身分の高い人でなくては愛でることはできなかったそうです。
    「屋敷の奥深くに猫は紐でつながれて飼われていました。この絵は蝶に誘われて飛び出した猫の紐が御簾の裾を跳ね上げ、光源氏の正妻でまこと清らかなると称された女三宮の御姿がほんのちらりとなのですが、顕わになるところが描かれています。」
    先の庭で蹴鞠に興じていた柏木は、その一瞬にして女三宮心を奪われます。
    二人は運命のように惹かれあい、道ならぬ恋に落ちていきます。
    そのきっかけが猫という色めいた香りがたつような作品です。
    (第1章 アートになった猫たち 「子猫 見立源氏物語女三宮」展示番号9 大正~昭和期)








    浮世絵に描かれた猫の多幸



    960-112.jpg「これは絵解きが面白いのですよ。」と岡崎さんは歌川国芳による山海愛度絵図さんかいめでたいえずを見せて下さいました。
    山海とは日本各地、愛度とは愛でたいという意味だそうです。
    各地の名物と美人画を組み合わせたシリーズで、現代でいうなら観光案内パンフレットとか地方旅行記にあたるのでしょうか。

    「猫が手足を体の下にかくして座っていますね。猫の頬は膨らんでいるのがおわかりになりますか?これは成熟した雄猫の特長です。飼い主のかたわらでとてもリラックスしているのです。」

    猫の武器は鋭い爪。すぐに攻撃にはいれない体勢は不利というもの。まして大人の雄猫なら常に用心しているはずです。この猫は、よほど安心しているのでしょう。

    「これを香箱座りといいます。香箱は香木や燻香料を収めておく四角い箱のことですが、猫の座り方が香箱の形と似ているので、そのように呼ばれています。」

    女性はおみくじをたずさえています。どうやらおみくじ占いは朗報のようです。
    口元がわずかにほころんでいます。嬉しそうな飼い主の様子が猫にも伝わっているようです。

    「播州高砂の蛸は、多幸にも通じますね。」

    嫁ぐ日を夢見る愛らしい女性と、香箱座りの愛くるしい猫、そして播州高砂の多幸。愛度めでたいづくしの図柄です。
    (第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】「はやくきめたい播州高砂蛸」展示番号106 1852年)








    猫で描かれた遊び心



    960-112播州高砂蛸.jpg生まれたばかりの子猫たちは、丸まって猫団子になります。
    母親が不在のときに体温が下がらないように身を守っているのです。
    体の柔らかい子猫は、折り重なって複雑な形になることもあります。 「

    この大猫は19匹の子猫で描かれているのですよ。」と岡崎さん。
    よく見ると猫のひげは扇子の骨、目は鈴になっています。これも作者歌川芳藤の遊び心なのでしょうか。
    (第5章なぜ猫で描かれた? 展示番号159 1847年~1848年頃 錦絵大判)

    「シャレ猫模様が登場した背景には、江戸時代に何度も発令された贅沢禁止令との関係がありました。」
    とりわけ天保の改革では、絹の着物の禁止、色や柄の指定といった細かい制限から始まり、浮世絵にも及びました。
    歌舞伎役者をえがいた武者絵や、美人画など、華やかな風俗絵はぜいたくの極みとしてされ許されなかったのです。

    絵師たちは役者の顔を猫に置き換えて描き、法の規制をくぐりぬけました。
    「猫を擬人化して当時の人気役者をえがいた歌川国芳の猫の百面相です。今ならジャニーズの猫絵かしら。」
    猫の表情をしげしげ眺めると、ひとつひとつが個性的です。猫として描かれていてもファンならすぐに見分けがつくのでしょう。
    (第5章なぜ猫で描かれた? 展示番号156 天保12年1841年 団扇絵)

    その流れは明治時代のおもちゃ絵につながっていきます。
    歌川芳藤作「志ん板猫のたわむれ西洋床」では、文明開化に戸惑い驚きながらも謳歌する庶民の暮らしが、猫の姿を借りて描かれています。

    「おもちゃ絵は子供向けの浮世絵で、遊びながら人生に必要な教訓や、生活の知恵を学ばせたものでした。」
    (第3章ねこ爛漫 猫で遊ぶ 展示番号53 明治初期)





    猫が主役になる 名作パロディ



    960-118写楽の江戸兵衛.jpg「最後にとても面白いものをお見せしましょう。」と、岡崎さんの目がいたずらっぽく笑いました。
    彗星のように画壇にあらわれ、わずか10ヶ月で145点の作品を残し、こつぜんと姿を消した写楽の代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」かと思いました。
    「江戸兵衛の懐から飛び出した猫が、同じ手のポーズをとっているでしょう。」もう、おかしくてたまらないという表情の岡崎さん。

    中右瑛児が創案し、アシスタント亀本すみれによるコンピューターグラフィックでした。
    中右瑛児は生没年、経歴とも不明ですが、夢二と猫をこよなく愛す心霊探検家で、「アートになった猫たち展」と深いかかわりがあると伝えられています。

    「写楽の江戸兵衛と同じポーズをとる猫」のほか、「歌川国安の風流娘手遊の諧謔パロディ」「北斎の幽霊画 こはだ小平二とねこ」の3点が浮世絵名作パロディとして出展されています。
    (第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】展示番号115、116、117)

    「夏目漱石センセイの頭上で狂喜して踊る我輩ハ猫」も、おどけた作品です。
    乱舞を見せる猫には、歌川国芳の猫が使われています。
    我輩ハ猫デアルの初版や復刻版のカバーなどがいっしょに展示されているので、合わせて見ておきたいところです。
    (第2章 猫を愛した芸術家たち 展示番号41)

    「日光の眠り猫を抱くモナ・リザ」(最終章 再び、アートになった猫たち)「ノートルダム寺院に現れた黒猫」(第1章 アートになった猫たち)といった名作パロディも、中右瑛児特有の視点と洗練されたユーモアで描かれた猫に出会えます。







    愛される猫、人を諧謔する擬人猫、おもちゃ絵や双六に描かれるパズル猫、伝説や芝居に登場する化け猫、福を招致する招き猫など、様々に表現されるアートになった猫たちが集結する姫路市書写の里・美術工芸館の新春特別企画です。
    展示されている作品は、浮世絵から近現代作品に至るまでの200点あまりにのぼります。
    「まずは楽しんでください。」という学芸員・岡崎さんの言葉通り、むつかしいことはさておき、気まぐれで自由な猫のようにアートになった猫たちと戯れてみましょう。







    ・アートになった猫たち展 イベントのご紹介



    今も昔もねこが好き、アートになった猫たち展では、1月6日から3月4日までの会期中、盛りだくさんのイベントが企画されています。

    イベント.png

     

















    中右瑛公演会「黒猫奇譚~猫が好きな芸術家たち~」



    500-075_竹久夢二_黒猫を抱く女(柳屋版)_大正9年_木版画_個人蔵.jpg「アートになった猫たち展」の監修者中右瑛先生をお招きしての特別講演会です。
    中右瑛先生は、浮世絵の研究家また収集家として知られていますが、大正ロマン昭和モダン文化にも造詣が深い方です。
    「黒猫奇譚~今も昔も猫が好きな芸術家たち~」と題し、竹久夢二の作品を中心にした解説が拝聴できます。

    日本の古典的な技法に西洋画の要素を取り入れた画風は、竹久夢二の独創の世界。
    彼の存在は、現代風に言うなら画家というよりグラフィックデザイナーに近いのではないかと考えられます。

    竹久夢二が女性ファンを魅了してやまないのはどうしてなのか。
    大正美人と黒猫にまつわるエピソードが、その秘密を明かしてくれるかも知れません。

    事前の予約は不要ですが、定員は80名になります。開催14時の1時間前13時より整理券が配布されます。
    会場は美術工芸館2階ラウンジです。



    正月初三 中国音楽ミニコンサート「正月初三は、猫、二胡、笛子の音楽会」



    IMG_2055.PNG2月18日(日)は正月初三にあたり、姫路中国音楽アンサンブルによるミニコンサートが行われます。
    中国では日本と慣習が違い、旧正月で新年を祝います。春節と呼ばれ、4000年以上の歴史があります。
    2018年のチャイニーズイヤーは2月16日。この日より3日目を初三と呼びます。
    中国の伝統弦楽器二胡は、発音がネコに似ていますが、音色も甘えるネコの声のように響きます。
    正月初三にふさわしいネコと二胡と笛子のライブです。

    演奏は14時から約1時間が予定されています。予約の必要はなく、当日の来館時鑑賞できます。
    会場は美術工芸館展示室A通路です。


    学芸員による展示解説会



    500-063_メキシコの飾り猫.jpgもっと詳しく知って興味を深めたいと思っていらっしゃる人も多いでしょう。
    美術工芸館学芸員の展示解説会が会期中に3回実施されます。
    アートの奥に潜む歴史的背景や逸話に触れると、楽しみ方の幅が格段に広がります。

    記者はどちらかというと芸術的素養にうといのですが、学芸員さんの丁寧な説明のおかげで少しだけ開眼しました。
    中右瑛先生監修の作品集を穴の開くほど眺めくらし、追加2冊をアマゾンに注文してしまいました。

    専門家の解説という機会をのがさず参加してみましょう。



    レザークラフト教室「猫のコインケースづくり」





    500イベント_コインケース.jpg御着四郷皮革協同組合が運営する「Leather Cafe」スタッフが指導にあたります。
    レザーを熟知した専門講師に教えていただけるので、初心者も安心して参加できます。
    ありそうで、意外とない猫のコインケース。ユーモラスな作品が作れそうですね。
    各回定員10名、参加費は700円です。会場は当館会議室になります。
    参加申し込み希望の方は1月25日までに、下記の要綱で申し込みましょう。




    羊毛フェルトで猫のフレームづくり



    フェルト教室サンプル.JPG羊毛フェルト作家ふじたさとみ氏によるワークショップです。
    ふじたさとみ先生が作り出す作品はリアル系からキャラクター系までというより、ジャンル分けを必要としない作風です。
    作品集を多数出版されていますが、メーカーと共同キッドのデザインといった羊毛フェルト工芸に力を注がれています。

    ふじたさとみ先生のご指導で、吐息が感じられるような猫のフレームを作ってみませんか。
    参加費1000円、定員15名です。小学校5年生以上の方は参加できますが、保護者同伴でお願いします。
    会場は当館会議室です。
    参加には予約が必要です。2月15日までに申し込みましょう。申し込み方法は下記に記載します。




    レザークラフト教室「猫のコインケースづくり」と「羊毛フェルトで猫フレームづくり」は事前予約が必要です。
    申し込み方法は、はがきと専用ウェブサイトの二つの方法があります。
    はがきで申し込む方は、往復はがきにイベント名、実施日、希望時間、住所、氏名、電話番号を記入
    〒671-2201 姫路市書写1223番地 姫路市書写の里・美術工芸館「イベント係」へ郵送します。
    ウェブ申し込み希望の方は こちらをクリックすると公式申し込みページにリンクします。
    応募多数の場合は抽選になります。



    プラバンで猫の栞づくり

    ここ数年、人気再沸騰のプラバンクラフトで、猫の栞を作ります。30分位でオリジナル作品が出来上がります。
    先着20名。参加費用は100円です。会場は1階受付横になります。

    グループ「ゆめゆめ」紙芝居

    参加費無料で楽しめる紙芝居。会場は1階の喫茶コーナーです。




    各イベントの参加には有料、無料にかかわらず別途入館料が必要になります







    アートになった猫たち展~近現代アートから浮世絵まで~
    ・会場
     姫路市書写の里・美術工芸館
    ・会期
     2018年1月6日~3月4日
    ・開館時間
     10:00~17:00(入館は16:30まで)
    ・休館日
     月曜日(祝日をのぞく)
     ※2月12日開館 翌2月13日休館
    ・入館料
     一般300円 大高生200円 小中生50円  ※20名以上の団体2割引き
     ※身体障害手帳、養育手帳、精神障害者保険福祉手帳の交付を受けた方、
     および介護者1名。どんぐりカード、ひょうごっこココロンカード提示の小中学生。
     姫路市内在住65歳以上の方は無料   
    ・住所
     兵庫県姫路市書写1223番地
    ・電話番号
     079-267-0301
    ・HP
     http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
    ・アクセス
     JR・山陽姫路駅より神姫バス10番のりば⑧系 書写山ロープウェイ(終点)下車
      (所要時間約25分)
     姫路バイパス・姫路西ランプより約15分。
     山陽自動車道・姫路西インターより約10分 駐車場45台

    新春特別展示「アートになった猫たち展」
    今も昔も猫が好き~近現代アートから浮世絵まで~


    top2.png

    猫が日本に伝来したのは、6世紀ごろといわれています。当時の日本は飛鳥時代、先進国の中国から文化や文明を積極的に取り入れていました。経典もその一つ。ところが貴重な経の書物を輸送中の船で食い荒らしてしまうのが鼠でした。猫は経本を狙う鼠よけとして船に乗せられ日本へ渡ってきたのです。私たちの暮らしにとけこみ、また彩ってくれる猫は、創作意欲をかきたてる存在でもあり、多くの芸術家に愛されてきました。


    目次

    ・アートになった猫たち展 会場案内

    ・学芸員さんが教えてくれる
        アートになった猫たち展の楽しみ方


    ・アートになった猫たち展 イベントのご紹介

    ・まとめと地図





    ・アートになった猫たち展 会場案内




    500-013.jpg


    第1章 アートになった猫たち
     日本画、海外近代版画、商業美術

    第2章 猫を愛した芸術家たち

    第3章 猫爛漫 猫で遊ぶ
     おもちゃ絵、双六、立体、洋画、挿絵、猫を愛した浮世絵師・歌川国芳

    第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】
     浮世絵に描かれた猫たち/猫のいる暮らし

    第5章 なぜ猫で描かれた?
     化け猫、芝居の名場面にあらわる
     しゃれ猫模様/擬人猫/パロディな猫たち

    第6章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【明治編】
     明治美人と猫、小説の口絵木版

    最終章 再び、アートになった猫たち
     日本の近現代版画










    ・学芸員さんが教えてくれる アートになった猫たち展の楽しみ方


    猫と蝶のあしらいとは?



    204.jpg


    愛猫を胸に抱いた少女の視線は、軽やかに宙を舞う小蝶に向けられています。
    少女のほつれ髪にじゃれようとする猫も、どうやら蝶が気にかかる様子に見えます。
    山本昇雲の「今すがた」シリーズの中でも、浮世絵と現代美人画をむすぶとして高い評価をえている作品です。 「

    猫と蝶の図柄は吉祥画題として、たくさん描かれているのですよ。」と、学芸員の岡崎さんが説明してくださいました。
    中国語で70歳、90歳を表す耄ぼう耋てつが、猫と蝶の発音によく似ているからなのだそうです。
    (第6章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【明治編】「今すがた 小蝶」展示番号181 1909年)

    岡崎さんは源氏物語・若菜の段から題材を得た中村岳陵の「子猫」を紐解きます。
    平安時代の世、猫はとても貴重な存在でした。身分の高い人でなくては愛でることはできなかったそうです。
    「屋敷の奥深くに猫は紐でつながれて飼われていました。この絵は蝶に誘われて飛び出した猫の紐が御簾の裾を跳ね上げ、光源氏の正妻でまこと清らかなると称された女三宮の御姿がほんのちらりとなのですが、顕わになるところが描かれています。」
    先の庭で蹴鞠に興じていた柏木は、その一瞬にして女三宮心を奪われます。
    二人は運命のように惹かれあい、道ならぬ恋に落ちていきます。
    そのきっかけが猫という色めいた香りがたつような作品です。
    (第1章 アートになった猫たち 「子猫 見立源氏物語女三宮」展示番号9 大正~昭和期)








    浮世絵に描かれた猫の多幸



    960-112.jpg「これは絵解きが面白いのですよ。」と岡崎さんは歌川国芳による山海愛度絵図さんかいめでたいえずを見せて下さいました。
    山海とは日本各地、愛度とは愛でたいという意味だそうです。
    各地の名物と美人画を組み合わせたシリーズで、現代でいうなら観光案内パンフレットとか地方旅行記にあたるのでしょうか。

    「猫が手足を体の下にかくして座っていますね。猫の頬は膨らんでいるのがおわかりになりますか?これは成熟した雄猫の特長です。飼い主のかたわらでとてもリラックスしているのです。」

    猫の武器は鋭い爪。すぐに攻撃にはいれない体勢は不利というもの。まして大人の雄猫なら常に用心しているはずです。この猫は、よほど安心しているのでしょう。

    「これを香箱座りといいます。香箱は香木や燻香料を収めておく四角い箱のことですが、猫の座り方が香箱の形と似ているので、そのように呼ばれています。」

    女性はおみくじをたずさえています。どうやらおみくじ占いは朗報のようです。
    口元がわずかにほころんでいます。嬉しそうな飼い主の様子が猫にも伝わっているようです。

    「播州高砂の蛸は、多幸にも通じますね。」

    嫁ぐ日を夢見る愛らしい女性と、香箱座りの愛くるしい猫、そして播州高砂の多幸。愛度めでたいづくしの図柄です。
    (第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】「はやくきめたい播州高砂蛸」展示番号106 1852年)








    猫で描かれた遊び心



    960-112播州高砂蛸.jpg生まれたばかりの子猫たちは、丸まって猫団子になります。
    母親が不在のときに体温が下がらないように身を守っているのです。
    体の柔らかい子猫は、折り重なって複雑な形になることもあります。 「

    この大猫は19匹の子猫で描かれているのですよ。」と岡崎さん。
    よく見ると猫のひげは扇子の骨、目は鈴になっています。これも作者歌川芳藤の遊び心なのでしょうか。
    (第5章なぜ猫で描かれた? 展示番号159 1847年~1848年頃 錦絵大判)

    「シャレ猫模様が登場した背景には、江戸時代に何度も発令された贅沢禁止令との関係がありました。」
    とりわけ天保の改革では、絹の着物の禁止、色や柄の指定といった細かい制限から始まり、浮世絵にも及びました。
    歌舞伎役者をえがいた武者絵や、美人画など、華やかな風俗絵はぜいたくの極みとしてされ許されなかったのです。

    絵師たちは役者の顔を猫に置き換えて描き、法の規制をくぐりぬけました。
    「猫を擬人化して当時の人気役者をえがいた歌川国芳の猫の百面相です。今ならジャニーズの猫絵かしら。」
    猫の表情をしげしげ眺めると、ひとつひとつが個性的です。猫として描かれていてもファンならすぐに見分けがつくのでしょう。
    (第5章なぜ猫で描かれた? 展示番号156 天保12年1841年 団扇絵)

    その流れは明治時代のおもちゃ絵につながっていきます。
    歌川芳藤作「志ん板猫のたわむれ西洋床」では、文明開化に戸惑い驚きながらも謳歌する庶民の暮らしが、猫の姿を借りて描かれています。

    「おもちゃ絵は子供向けの浮世絵で、遊びながら人生に必要な教訓や、生活の知恵を学ばせたものでした。」
    (第3章ねこ爛漫 猫で遊ぶ 展示番号53 明治初期)





    猫が主役になる 名作パロディ



    960-118写楽の江戸兵衛.jpg「最後にとても面白いものをお見せしましょう。」と、岡崎さんの目がいたずらっぽく笑いました。
    彗星のように画壇にあらわれ、わずか10ヶ月で145点の作品を残し、こつぜんと姿を消した写楽の代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」かと思いました。
    「江戸兵衛の懐から飛び出した猫が、同じ手のポーズをとっているでしょう。」もう、おかしくてたまらないという表情の岡崎さん。

    中右瑛児が創案し、アシスタント亀本すみれによるコンピューターグラフィックでした。
    中右瑛児は生没年、経歴とも不明ですが、夢二と猫をこよなく愛す心霊探検家で、「アートになった猫たち展」と深いかかわりがあると伝えられています。

    「写楽の江戸兵衛と同じポーズをとる猫」のほか、「歌川国安の風流娘手遊の諧謔パロディ」「北斎の幽霊画 こはだ小平二とねこ」の3点が浮世絵名作パロディとして出展されています。
    (第4章 今も昔も暮らしの中に猫がいる【江戸編】展示番号115、116、117)

    「夏目漱石センセイの頭上で狂喜して踊る我輩ハ猫」も、おどけた作品です。
    乱舞を見せる猫には、歌川国芳の猫が使われています。
    我輩ハ猫デアルの初版や復刻版のカバーなどがいっしょに展示されているので、合わせて見ておきたいところです。
    (第2章 猫を愛した芸術家たち 展示番号41)

    「日光の眠り猫を抱くモナ・リザ」(最終章 再び、アートになった猫たち)「ノートルダム寺院に現れた黒猫」(第1章 アートになった猫たち)といった名作パロディも、中右瑛児特有の視点と洗練されたユーモアで描かれた猫に出会えます。







    愛される猫、人を諧謔する擬人猫、おもちゃ絵や双六に描かれるパズル猫、伝説や芝居に登場する化け猫、福を招致する招き猫など、様々に表現されるアートになった猫たちが集結する姫路市書写の里・美術工芸館の新春特別企画です。
    展示されている作品は、浮世絵から近現代作品に至るまでの200点あまりにのぼります。
    「まずは楽しんでください。」という学芸員・岡崎さんの言葉通り、むつかしいことはさておき、気まぐれで自由な猫のようにアートになった猫たちと戯れてみましょう。







    ・アートになった猫たち展 イベントのご紹介



    今も昔もねこが好き、アートになった猫たち展では、1月6日から3月4日までの会期中、盛りだくさんのイベントが企画されています。

    イベント.png

     

















    中右瑛公演会「黒猫奇譚~猫が好きな芸術家たち~」



    500-075_竹久夢二_黒猫を抱く女(柳屋版)_大正9年_木版画_個人蔵.jpg「アートになった猫たち展」の監修者中右瑛先生をお招きしての特別講演会です。
    中右瑛先生は、浮世絵の研究家また収集家として知られていますが、大正ロマン昭和モダン文化にも造詣が深い方です。
    「黒猫奇譚~今も昔も猫が好きな芸術家たち~」と題し、竹久夢二の作品を中心にした解説が拝聴できます。

    日本の古典的な技法に西洋画の要素を取り入れた画風は、竹久夢二の独創の世界。
    彼の存在は、現代風に言うなら画家というよりグラフィックデザイナーに近いのではないかと考えられます。

    竹久夢二が女性ファンを魅了してやまないのはどうしてなのか。
    大正美人と黒猫にまつわるエピソードが、その秘密を明かしてくれるかも知れません。

    事前の予約は不要ですが、定員は80名になります。開催14時の1時間前13時より整理券が配布されます。
    会場は美術工芸館2階ラウンジです。



    正月初三 中国音楽ミニコンサート「正月初三は、猫、二胡、笛子の音楽会」



    IMG_2055.PNG2月18日(日)は正月初三にあたり、姫路中国音楽アンサンブルによるミニコンサートが行われます。
    中国では日本と慣習が違い、旧正月で新年を祝います。春節と呼ばれ、4000年以上の歴史があります。
    2018年のチャイニーズイヤーは2月16日。この日より3日目を初三と呼びます。
    中国の伝統弦楽器二胡は、発音がネコに似ていますが、音色も甘えるネコの声のように響きます。
    正月初三にふさわしいネコと二胡と笛子のライブです。

    演奏は14時から約1時間が予定されています。予約の必要はなく、当日の来館時鑑賞できます。
    会場は美術工芸館展示室A通路です。


    学芸員による展示解説会



    500-063_メキシコの飾り猫.jpgもっと詳しく知って興味を深めたいと思っていらっしゃる人も多いでしょう。
    美術工芸館学芸員の展示解説会が会期中に3回実施されます。
    アートの奥に潜む歴史的背景や逸話に触れると、楽しみ方の幅が格段に広がります。

    記者はどちらかというと芸術的素養にうといのですが、学芸員さんの丁寧な説明のおかげで少しだけ開眼しました。
    中右瑛先生監修の作品集を穴の開くほど眺めくらし、追加2冊をアマゾンに注文してしまいました。

    専門家の解説という機会をのがさず参加してみましょう。



    レザークラフト教室「猫のコインケースづくり」





    500イベント_コインケース.jpg御着四郷皮革協同組合が運営する「Leather Cafe」スタッフが指導にあたります。
    レザーを熟知した専門講師に教えていただけるので、初心者も安心して参加できます。
    ありそうで、意外とない猫のコインケース。ユーモラスな作品が作れそうですね。
    各回定員10名、参加費は700円です。会場は当館会議室になります。
    参加申し込み希望の方は1月25日までに、下記の要綱で申し込みましょう。




    羊毛フェルトで猫のフレームづくり



    フェルト教室サンプル.JPG羊毛フェルト作家ふじたさとみ氏によるワークショップです。
    ふじたさとみ先生が作り出す作品はリアル系からキャラクター系までというより、ジャンル分けを必要としない作風です。
    作品集を多数出版されていますが、メーカーと共同キッドのデザインといった羊毛フェルト工芸に力を注がれています。

    ふじたさとみ先生のご指導で、吐息が感じられるような猫のフレームを作ってみませんか。
    参加費1000円、定員15名です。小学校5年生以上の方は参加できますが、保護者同伴でお願いします。
    会場は当館会議室です。
    参加には予約が必要です。2月15日までに申し込みましょう。申し込み方法は下記に記載します。




    レザークラフト教室「猫のコインケースづくり」と「羊毛フェルトで猫フレームづくり」は事前予約が必要です。
    申し込み方法は、はがきと専用ウェブサイトの二つの方法があります。
    はがきで申し込む方は、往復はがきにイベント名、実施日、希望時間、住所、氏名、電話番号を記入
    〒671-2201 姫路市書写1223番地 姫路市書写の里・美術工芸館「イベント係」へ郵送します。
    ウェブ申し込み希望の方は こちらをクリックすると公式申し込みページにリンクします。
    応募多数の場合は抽選になります。



    プラバンで猫の栞づくり

    ここ数年、人気再沸騰のプラバンクラフトで、猫の栞を作ります。30分位でオリジナル作品が出来上がります。
    先着20名。参加費用は100円です。会場は1階受付横になります。

    グループ「ゆめゆめ」紙芝居

    参加費無料で楽しめる紙芝居。会場は1階の喫茶コーナーです。




    各イベントの参加には有料、無料にかかわらず別途入館料が必要になります







    アートになった猫たち展~近現代アートから浮世絵まで~
    ・会場
     姫路市書写の里・美術工芸館
    ・会期
     2018年1月6日~3月4日
    ・開館時間
     10:00~17:00(入館は16:30まで)
    ・休館日
     月曜日(祝日をのぞく)
     ※2月12日開館 翌2月13日休館
    ・入館料
     一般300円 大高生200円 小中生50円  ※20名以上の団体2割引き
     ※身体障害手帳、養育手帳、精神障害者保険福祉手帳の交付を受けた方、
     および介護者1名。どんぐりカード、ひょうごっこココロンカード提示の小中学生。
     姫路市内在住65歳以上の方は無料   
    ・住所
     兵庫県姫路市書写1223番地
    ・電話番号
     079-267-0301
    ・HP
     http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
    ・アクセス
     JR・山陽姫路駅より神姫バス10番のりば⑧系 書写山ロープウェイ(終点)下車
      (所要時間約25分)
     姫路バイパス・姫路西ランプより約15分。
     山陽自動車道・姫路西インターより約10分 駐車場45台

    新春特别展览“出现在艺术中的猫咪们”
    猫咪从古至今,~从近现代艺术到浮世绘~,一直受到喜爱。


    top2.png

    据说猫在6世纪来到日本。 当时日本处于飞鸟时代,积极融合先进国家中国的文化和文明。 典籍就是其中之一。 然而,老鼠会在运送的船上咬坏有价值的传统书籍。 猫被当作除去咬书的老鼠者来到日本。 进入我们生活,并且为之添加色彩的猫,也带来创意动机,被许多艺术家所喜爱。


    目次

    ・成为艺术的猫 展览场所介绍

    研究员告诉我们
    如何从成为艺术的猫 此展览中得到乐趣


    ・ 成为艺术的猫 介绍本展览的其他活动

    总结和地图





    ・成为艺术的猫 展览场所介绍




    500-013.jpg


    第一章出现在艺术中的猫咪们
    日本画,现代海外版画,商业美术

    第二章 爱猫的艺术家

    第三章 和天真烂漫的猫游戏
    乐于在玩具图,双六,立体画,西洋画,插画中画猫的浮世绘老师·歌川国芳

    第4章 猫经常出现在过去和现在的生活中。【江户篇】
    浮世绘的猫/和猫在一起的日子

    第五章 为什么用猫入画?
    魔猫 出现在戏曲的有名场景中
    讽刺猫图案/拟人化的猫/搞笑猫

    第六章 猫生活在我们生活中 [明治篇]
    明治的美女和猫,小说的版画插图

    最后一章 再谈出现在艺术中的猫咪们
    日本现代版画













    ・研究员谈 参观“成为艺术的猫”展览的乐趣


    什么是猫蝶配?



    204.jpg


    女孩把她的爱猫抱在胸前,目光瞄着一只空中轻轻飞舞的蝴蝶。
    猫想要抓弄女孩散开的头发,仿佛也似带关心的看着蝴蝶。
    在山本升云的“今姿”系列作品,融合了浮世绘和现代美女图,受到高度赞赏。 “猫和蝴蝶的设计作为吉祥画的主题被画了很多,”冈崎研究员解释说。
    这似乎是由于猫和蝴蝶的发音mao, die相似于,中文表示70岁和90岁的耄mao和耋die二字吧。
    (第六章 猫生活在我们生活中 [明治篇],“今姿 小蝶”展览号181 1909年作)

    冈崎先生将中村岳陵作品“小猫”的灵感来源归结于源氏物语中,若菜的故事。
    在平安时代,猫是非常宝贵的存在。似乎非高级人物而不养。
    “猫被拴在豪宅深处养着。此画表现的是,因为猫追蝶,掀起了竹帘的下摆,将源氏的正房妻子据说端庄清纯的三宫夫人那如同惊鸿一现的容颜。”
    在前花园踢球的柏木,瞬间被三宫打动陷入情网。
    两人似乎命中注定互相吸引,陷入没有结果的恋情。
    作品起源于一只猫,充满香艳色彩。
    (第1章出现在艺术中的猫咪们 “小猫 表现了源氏物语的三宫夫人” 展览号:9号 大正-昭和时代)














    浮世绘中的猫的幸福



    960-112.jpg“这张画很有意思,”冈崎先生向我们展示了歌川国弘的山海爱度绘图。
    山海似乎意味着全日本,爱度意思是可爱。
    它是一个系列,结合当地的特产和美人做画,类似现代的旅游信息小册子或游记

    “猫咪将四肢隐藏在身体下坐着,看到猫的脸颊鼓起来了吗?这是成熟公猫的特征。 在主人身旁很放松。“

    猫的武器是锋利的爪子。不保持可以立即攻击的姿势是不利的。更何况在任何时候,成年公猫都会很谨慎。这只猫,非常放松。

    这个坐法被称为“香桶坐。香桶是用存放香木和熏香的方盒子,因猫的坐姿类似于桶的形状而得名。“

    女人在抽签。显然是抽到了上上签。
    口边含着微笑。快乐主人的样子似乎感染了猫。

    “播州高砂的章鱼,章鱼与幸福谐音。

    ”梦想出嫁的可爱的女性,和香桶坐之猫,以及播州高砂章鱼代表的幸福 。全室吉祥的象征。
    (第4章 古今皆有猫同在[江户版] “我要赶紧出嫁了和播州高砂章鱼”展览号106号 1852年作品)








    画猫之心情充满俏皮



    960-112播州高砂蛸.jpg新出生的小猫卷起身体,变成一团。
    以便在母猫不在的时候保护自己体温不下降。
    身体软的小猫可能变成复杂的形状。 “

    这只大猫是用19只小猫画的,”冈崎说。
    仔细观察,猫的胡须是扇骨,眼睛是铃铛。 这也是作者的俏皮吧?
    (第5章为什么是用猫入画?)展览号码159 1847〜1848 彩绘大型)

    出现讽刺猫与江户时代多次发布禁豪华令有关系。“
    特别是在天宝的改革中,开始禁止丝绸和服,指定颜色和图案等限制,也波及到浮世绘。
    像歌舞伎画和美人画等被作为奢侈画禁止。

    画家用猫替换演员的脸部,通过了法律限制。
    “这是国吉歌川用拟人猫方式描绘的当时的名演员。相当于现在的红歌手图片。”
    推敲猫的面部表情,每一个都是独一无二的。即使演员被画成猫,如果是演员的粉丝,也会立即识别出来。
    (第5章为什么画猫?展览号为156 天保12年1841年的团扇画)

    这个流派引出了明治时代的玩具图。在
    歌川芳藤作品“新版讽刺猫和西洋床”,讴歌普通百姓的生活,同时为新文明之启蒙惊讶困惑。借助了猫的身形来作画。

    “玩具画是孩子们的浮世绘版本,在玩耍时学习生活所必需的教训,并学习生活的智慧。”
    (第3章 天真烂漫的猫 戏猫 展览号码:53号 明治初期)





    猫咪成为主角的杰作搞笑剧



    960-118写楽の江戸兵衛.jpg“最后,告你些有趣的事情吧,”冈崎的眼神调皮地笑了起来。
    像彗星一般,在短短10个月内留下了145部作品后,忽然消失的画家写乐,我想这是否是他的代表性作“三代目大谷鬼,下一个是江户兵卫”。
    “从江户兵卫口袋里跳出来的猫,用了相同的姿势。”冈崎先生看起来像是觉得太好笑了。

    由中右瑛儿创意,助手龟本菫创作的CG。
    中右瑛儿年龄和经历不明。作为爱猫的心灵探险家与竹久梦二齐名,据说与“出现在艺术中的猫咪们”展有深缘。

    除了“和写乐武士姿势相同的猫”之外,“歌川国安的风流姑娘幽默搞笑记”,“北斋的幽灵画 小平二和猫”等3作,做为搞笑版出展。
    (第4章,现在和过去生活中的猫[江户版]。展览号115,116,117)

    “夏目漱石老师头顶上狂喜舞动的猫“也是一项搞笑作品。使用了歌川国芳所作之猫。
    原书第一版封面也都陈列在一起,我们可以比较一下。
    (第2章 爱猫的艺术家们 展出号码:41号)

    “蒙娜丽莎拥抱着阳光下睡着的猫” (最后一章 再谈出现在艺术中的猫咪们)“巴黎圣母院黑猫”(第1章 出现在艺术中的猫咪们)等杰作戏说版,也出现了以中右瑛儿特有的视角和幽默的方式来绘制出的猫咪们。







    姬路市书写之里的美术工艺馆新春特别展览,集结了出现在艺术中的猫咪,如心爱的猫,嘲笑人的拟人猫,在玩具画和双六中绘制的猫,在传说和戏曲中出现的魔猫,吸引好运的招财猫等等。
    展览共有200多件作品,从浮世绘到现代当代作品。
    如同研究员冈崎老师所说,“重在开心”,让我们放下重负,同那些出现于艺术中的随心所欲的猫咪们,一起嬉戏吧。







    ・出现在艺术中的猫咪展 活动介绍



    出现在艺术中的猫咪展,在1月6日到3月4日的展期中,推出丰富的各种活动。

    イベント.png

     

















    中右瑛讲演会《黑猫奇谈~喜欢猫的艺术家们~》



    500-075_竹久夢二_黒猫を抱く女(柳屋版)_大正9年_木版画_個人蔵.jpg这是一个邀请展览会主办者中右瑛先生做报告的特别演讲会。
    中右瑛先生被称为浮世绘研究员和收藏家,同时也对大正罗曼蒂克昭和昭和现代文化有深刻的了解。
    你可以听取以竹久梦二的作品为主题的评论:“黑猫奇谈 - 古今喜欢猫的艺术家们”。

    将西方绘画的元素融入日本古典技法的风格是梦二独创的世界。
    据认为,用现代说法,他的存在更接近平面设计师而不是画家。

    为什么梦二容易被女粉丝迷上呢。
    关于大正美女和黑猫有关的绘画细节可能揭示这个秘密。

    虽然提前预约是不必要的,但是只能容纳80人。排队号码将从开放时间14点前一小时的13点开始发放。
    演讲会场地是美术工艺馆二楼的休息厅。



    正月初三 中国音乐小型音乐会「正月初三的猫,二胡和笛子音乐会」



    IMG_2055.PNG2月18日(星期日)是正月初三,姬路中国乐团将举行迷你音乐会。
    在中国,习俗与日本不同,庆祝旧历新年。 它被称为春节,已有4000多年的历史。
    2018年的中国年是2月16日。 从那天开始的第三天被称为初三。
    中国传统的弦乐器二胡,演奏起来声音像一只猫,音色也非常象猫叫。
    猫,二胡和笛子现场演奏,非常适合欢乐的大年初三。

    表演从14点开始预定约1小时。 无需预订,您可以在当天来欣赏。
    场地是在美术工艺馆A展厅的通道。


    研究员解说展示会



    500-063_メキシコの飾り猫.jpg有很多人想加深兴趣知道更多。
    展览期间将举办三次美术工艺馆研究员举办的展览说明。
    了解到潜藏在艺术背后的历史和轶事,您的收获会大有不同。

    笔者对艺术一窍不通,但多亏了研究员的耐心解释,总算懂了一点。
    中右瑛先生编辑的作品集我读了又读,还又追加网购了两本。

    请不要错过听专家评论的机会。



    皮革工艺讲座“造一个猫形状硬币盒”





    500イベント_コインケース.jpg由御着四乡皮革合作社经营的“皮革咖啡厅”派出员工进行指导。
    有熟悉皮革的专业讲师来指导,初学者也可以安心参与。
    不经常能看到的猫零钱包。 似乎容易创作出一个幽默的作品。
    每次参加者10人,参加费用为700日元。 会场是展馆的会议室。
    如果您有兴趣申请参加,请在1月25日前按照以下进行申请。




    用羊毛毡制作相框



    フェルト教室サンプル.JPG羊毛毡制作者藤田先生的手工制作会。
    作品风格从真实到人物,不太区分艺术类别。
    虽然已出版了很多书,仍然专注于与制造商合作设计儿童羊毛毡工艺品。

    在藤田老师指导下,制作一个仿佛能感受到猫的呼吸的相框吧。参加费用为1000日元,上限为15人。 5年级或以上的学生可以参加,但请有父母陪伴。
    会场是艺术馆的会议室。
    参加需要预约。请在 2月15日前申请。 方法如下所述。


    皮革工艺讲座“造一个猫形状硬币盒”和“用羊毛毡制作猫相框”需要提前预订。
    申请有两种方式,明信片和专用网站。
    请在往复用的明信片上填写活动名称,实施日期,希望时间,地址,名字,电话号码,将明信片寄往
    〒671-2201姬路市书写1223番地 姬路市书写之里美术艺术馆“活动负责工作人员”。
    网络申请,请点击点击此处查看官方 链接。
    申请超过限量时,将抽签决定。



    做个塑料猫书签

    用过去的几年中,再次流行的塑料工艺品,用它制作猫的书签。大约30分钟后原创作品完成。
    先到20人。 参加费是100日元。 场地在一楼的接待台旁边。

    “梦梦”小组的万花筒图片故事

    免费参加。 场地是一楼咖啡厅之角。




    无论是收费还是免费活动,参加时都需另付入馆费







    出现在艺术中的猫咪展~从现代当代作品到浮世绘~
    ・展览地址
     姬路市书写之里・美术工艺馆
    ・会期
     2018年1月6日~3月4日
    ・关门时间
     10:00~17:00(进馆时间截至到16:30)
    ・休息日
     周一(如逢节日为周一不休息)
     ※2月12日(周一,假日)上班 第二天2月13日休息
    ・入馆门票
     普通票300日元 大学生高中生200日元 小学生中学生50日元  ※20人以上团体票8折优惠
     ※持有残疾人证等特殊证件等人员,以及陪同者1人,提示兵库县橡子卡等的中小学生,
     居住于姬路市内的65岁以上的参观者免费。   
    ・地址
     兵库县姬路市书写1223番地
    ・电话号码
     079-267-0301
    ・HP
     http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
    ・交通
     从JR・山阳火车的姬路车站乘神姬巴士。在10号站台乘⑧路车 在书写山缆车站(终点)下车。
      (所需时间大约25分)
     从姬路绕城高速姫路・姬路西立交桥大约15分。
     从山阳自动车道路・姬路西立交桥大约10分 停车场有45个车位

    新春特別展覽“出現在藝術中的貓咪們”
    貓咪從古至今,~從近現代藝術到浮世繪~,一直受到喜愛。


    top2.png

    據說貓在6世紀來到日本。當時日本處於飛鳥時代,積極融合先進國家中國的文化和文明。典籍就是其中之一。然而,老鼠會在運送的船上咬壞有價值的傳統書籍。貓被當作除去咬書的老鼠者來到日本。進入我們生活,並且為之添加色彩的貓,也帶來創意動機,被許多藝術家所喜愛。


    目次

    ・成為藝術的貓展覽場所介紹

    研究員告訴我們
    如何從成為藝術的貓此展覽中得到樂趣


    ・ 成為藝術的貓介紹本展覽的其他活動

    總結和地圖





    成為藝術的貓 展覽場所介紹




    500-013.jpg


    第一章出現在藝術中的貓咪們
    日本畫,現代海外版畫,商業美術

    第二章 愛貓的藝術家

    第三章 和天真爛漫的貓遊戲
    樂於在玩具圖,雙六,立體畫,西洋畫,插畫中畫貓的浮世繪老師·歌川國芳

    第4章 貓經常出現在過去和現在的生活中。 【江戶篇】
    浮世繪的貓/和貓在一起的日子



    第五章 為什麼用貓入畫?
    魔貓 出現在戲曲的有名場景中
    諷刺貓圖案/擬人化的貓/搞笑貓

    第六章 貓生活在我們生活中 [明治篇]
    明治的美女和貓,小說的版畫插圖

    最後一章 再談出現在藝術中的貓咪們
    日本現代版畫










    ・研究員談 參觀“成為藝術的貓”展覽的樂趣


    什麼是貓蝶配?



    204.jpg


    女孩把她的愛貓抱在胸前,目光瞄著一隻空中輕輕飛舞的蝴蝶。 貓想要抓弄女孩散開的頭髮,彷彿也似帶關心的看著蝴蝶。 在山本升雲的“今姿”系列作品,融合了浮世繪和現代美女圖,受到高度讚賞。 「

    “貓和蝴蝶的設計作為吉祥畫的主題被畫了很多,”岡崎研究員解釋說
    這似乎是由於貓和蝴蝶的發音mao, die相似於,中文表示70歲和90歲的耄mao和耋die二字吧。
    (第六章貓生活在我們生活中[明治篇],“今姿小蝶”展覽號181 1909年作)

    岡崎先生將中村岳陵作品“小貓”的靈感來源歸結於源氏物語中,若菜的故事。
    在平安時代,貓是非常寶貴的存在。似乎非高級人物而不養。
    “貓被拴在豪宅深處養著。此畫表現的是,因為貓追蝶,掀起了竹簾的下擺,將源氏的正房妻子據說端莊清純的三宮夫人那如同驚鴻一現的容顏。”
    在前花園踢球的柏木,瞬間被三宮打動陷入情網。
    兩人似乎命中註定互相吸引,陷入沒有結果的戀情。
    作品起源於一隻貓,充滿香豔色彩。
    (第1章出現在藝術中的貓咪們 “小貓 表現了源氏物語的三宮夫人” 展覽號:9號 大正-昭和時代)
















    浮世繪中的幸福的貓



    960-112.jpg“這張畫很有意思,”岡崎先生向我們展示了歌川國弘的山海愛度繪圖。
    山海似乎意味著全日本,愛度意思是可愛。
    它是一個系列,結合當地的特產和美人做畫,類似現代的旅遊信息小冊子或遊記

    “貓咪將四肢隱藏在身體下坐著,看到貓的臉頰鼓起來了嗎?這是成熟公貓的特徵。 在主人身旁很放鬆。“

    貓的武器是鋒利的爪子。不保持可以立即攻擊的姿勢是不利的。更何況在任何時候,成年公貓都會很謹慎。這隻貓,非常放鬆。

    這個坐法被稱為“香桶坐。香桶是用存放香木和熏香的方盒子,因貓的坐姿類似於桶的形狀而得名。“

    女人在抽籤。顯然是抽到了上上簽。
    口邊含著微笑。快樂主人的樣子似乎感染了貓。

    “播州高砂的章魚,章魚與幸福諧音。

    ”夢想出嫁的可愛的女性,和香桶坐之貓,以及播州高砂章魚代表的幸福 。全室吉祥的象徵。
    (第4章 古今皆有貓同在[江戶版] “我要趕緊出嫁了和播州高砂章魚”展覽號106號 1852年作品)















    畫貓之心情充滿俏皮



    960-112播州高砂蛸.jpg新出生的小貓捲起身體,變成一團。
    以便在母貓不在的時候保護自己體溫不下降。
    身體軟的小貓可能變成複雜的形狀。 “

    這隻大貓是用19隻小貓畫的,”岡崎說。
    仔細觀察,貓的鬍鬚是扇骨,眼睛是鈴鐺。這也是作者的俏皮吧?
    (第5章為什麼是用貓入畫?)展覽號碼159 1847〜1848 彩繪大型)

    出現諷刺貓與江戶時代多次發布禁豪華令有關係。 “
    特別是在天寶的改革中,開始禁止絲綢和服,指定顏色和圖案等限制,也波及到浮世繪。
    像歌舞伎畫和美人畫等被作為奢侈畫禁止。< br />
    畫家用貓替換演員的臉部,通過了法律限制。
    “這是國吉歌川用擬人貓方式描繪的當時的名演員。相當於現在的紅歌手圖片。 ”
    推敲貓的面部表情,每一個都是獨一無二的。即使演員被畫成貓,如果是演員的粉絲,也會立即識別出來。
    (第5章為什麼畫貓?展覽號為156 天保12年1841年的團扇畫)

    這個流派引出了明治時代的玩具圖。在
    歌川芳藤作品“新版諷刺貓和西洋床”,謳歌普通百姓的生活,同時為新文明之啟蒙驚訝困惑。借助了貓的身形來作畫。

    “玩具畫是孩子們的浮世繪版本,在玩耍時學習生活所必需的教訓,並學習生活的智慧。”
    (第3章天真爛漫的貓戲貓展覽號碼:53號明治初期)









    貓咪成為主角的傑作搞笑劇



    960-118写楽の江戸兵衛.jpg 像彗星一般,在短短10個月內留下了145部作品後,忽然消失的畫家寫樂,我想這是否是他的代表性作“三代目大谷鬼,下一個是江戶兵衛”。
    “從江戶兵衛口袋裡跳出來的貓,用了相同的姿勢。 ”岡崎先生看起來像是覺得太好笑了。

    由中右瑛兒創意,助手龜本菫創作的CG。
    中右瑛兒年齡和經歷不明。作為愛貓的心靈探險家與竹久夢二齊名,據說與“出現在藝術中的貓咪們”展有深緣。

    除了“和寫樂武士姿勢相同的貓”之外,“歌川國安的風流姑娘幽默搞笑記”,“北齋的幽靈畫 小平二和貓”等3作,做為搞笑版出展。
    (第4章,現在和過去生活中的貓[江戶版]。展覽號115,116,117)

    “夏目漱石老師頭頂上狂喜舞動的貓“也是一項搞笑作品。使用了歌川國芳所作之貓。
    原書第一版封面也都陳列在一起,我們可以比較一下。
    (第2章愛貓的藝術家們展出號碼:41號)

    “蒙娜麗莎擁抱著陽光下睡著的貓” (最後一章再談出現在藝術中的貓咪們)“巴黎圣母院黑貓”(第1章出現在藝術中的貓咪們)等傑作戲說版,也出現了以中右瑛兒特有的視角和幽默的方式來繪製出的貓咪們。







    姬路市書寫之裡的美術工藝館新春特別展覽,集結了出現在藝術中的貓咪,如心愛的貓,嘲笑人的擬人貓,在玩具畫和雙六中繪製的貓,在傳說和戲曲中出現的魔貓,吸引好運的招財貓等等。
    展覽共有200多件作品,從浮世繪到現代當代作品。
    如同研究員岡崎老師所說,“重在開心”,讓我們放下重負,同那些出現於藝術中的隨心所欲的貓咪們,一起嬉戲吧。







    出現在藝術中的貓咪展 活動介紹



    出現在藝術中的貓咪展,在1月6日到3月4日的展期中,推出豐富的各種活動。

    イベント.png

     

















    中右瑛講演會《黑貓奇談~喜歡貓的藝術家們~》



    500-075_竹久夢二_黒猫を抱く女(柳屋版)_大正9年_木版画_個人蔵.jpg「アートになった猫たち展」の監修者中右瑛先生をお招きしての特別講演会です。
    這是一個邀請展覽會主辦者中右瑛先生做報告的特別演講會。
    中右瑛先生被稱為浮世繪研究員和收藏家,同時也對大正羅曼蒂克昭和昭和現代文化有深刻的了解。
    你可以聽取以竹久夢二的作品為主題的評論:“黑貓奇談 - 古今喜歡貓的藝術家們”。

    將西方繪畫的元素融入日本古典技法的風格是夢二獨創的世界。
    據認為,用現代說法,他的存在更接近平面設計師而不是畫家。

    為什麼夢二容易被女粉絲迷上呢。
    關於大正美女和黑貓有關的繪畫細節可能揭示這個秘密。

    雖然提前預約是不必要的,但是只能容納80人。排隊號碼將從開放時間14點前一小時的13點開始發放。
    演講會場地是美術工藝館二樓的休息廳。



    正月初三 中國音樂小型音樂會「正月初三的貓,二胡和笛子音樂會」



    IMG_2055.PNG2月18日(星期日)是正月初三,姬路中國樂團將舉行迷你音樂會。
    在中國,習俗與日本不同,慶祝舊曆新年。它被稱為春節,已有4000多年的歷史。
    2018年的中國年是2月16日。從那天開始的第三天被稱為初三。
    中國傳統的弦樂器二胡,演奏起來聲音像一隻貓,音色也非常象貓叫。
    貓,二胡和笛子現場演奏,非常適合歡樂的大年初三。

    表演從14點開始預定約1小時。無需預訂,您可以在當天來欣賞。
    場地是在美術工藝館A展廳的通道。


    研究員解說展示會



    500-063_メキシコの飾り猫.jpg有很多人想加深興趣知道更多。
    展覽期間將舉辦三次美術工藝館研究員舉辦的展覽說明。
    了解到潛藏在藝術背後的歷史和軼事,您的收穫會大有不同。

    筆者對藝術一竅不通,但多虧了研究員的耐心解釋,總算懂了一點。
    中右瑛先生編輯的作品集我讀了又讀,還又追加網購了兩本。

    請不要錯過聽專家評論的機會。



    皮革工藝講座“造一個貓形狀硬幣盒“





    500イベント_コインケース.jpg
    >
    由禦著四鄉皮革合作社經營的“皮革咖啡廳”派出員工進行指導。
    有熟悉皮革的專業講師來指導,初學者也可以安心參與。
    不經常能看到的貓零錢包。似乎容易創作出一個幽默的作品。
    每次參加者10人,參加費用為700日元。會場是展館的會議室。
    如果您有興趣申請參加,請在1月25日前按照以下進行申請。




    用羊毛氈製作相框



    フェルト教室サンプル.JPG羊毛氈製作者藤田先生的手工製作會。
    作品風格從真實到人物,不太區分藝術類別。
    雖然已出版了很多書,仍然專注於與製造商合作設計兒童羊毛氈工藝品。

    在藤田老師指導下,製作一個彷彿能感受到貓的呼吸的相框吧。參加費用為1000日元,上限為15人。 5年級或以上的學生可以參加,但請有父母陪伴。
    會場是藝術館的會議室。
    參加需要預約。請在 2月15日前申請。方法如下所述。




    皮革工藝講座“造一個貓形狀硬幣盒”和“用羊毛氈製作貓相框”需要提前預訂。
    申請有兩種方式,明信片和專用網站。
    請在往復用的明信片上填寫活動名稱,實施日期,希望時間,地址,名字,電話號碼,將明信片寄往
    〒671-2201姬路市書寫1223番地姬路市書寫之里美術藝術館“活動負責工作人員”。
    網絡申請,請點擊點擊此處查看官方鏈接。
    申請超過限量時,將抽籤決定。



    做個塑料貓書籤

    用過去的幾年中,再次流行的塑料工藝品,用它製作貓的書籤。大約30分鐘後原創作品完成。
    先到20人。參加費是100日元。場地在一樓的接待台旁邊。

    “夢夢”小組的萬花筒圖片故事

    免費參加。場地是一樓咖啡廳之角。




    无论是收费还是免费活动,参加时都需另付入馆费







    出現在藝術中的貓咪展~從現代當代作品到浮世繪~
    ・展覽地址
     姬路市書寫之裡・美術工藝館
    ・會期
     2018年1月6日~3月4日
    ・關門時間
     10:00~17:00(進館時間截至到16:30)
    ・休息日
     週一(如逢節日為周一不休息)
     ※2月12日(週一,假日)上班第二天2月13日休息
    ・入館門票
     普通票300日元大學生高中生200日元小學生中學生50日元※20人以上團體票8折優惠
     ※持有殘疾人證等特殊證件等人員,以及陪同者1人,提示兵庫縣橡子卡等的中小學生,
     居住於姬路市內的65歲以上的參觀者免費。   
    ・地址住所
     兵庫縣姬路市書寫1223番地
    ・電話號碼
     079-267-0301
    ・HP
     http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
    交通
     從JR・山陽火車的姬路車站乘神姬巴士。在10號站台乘⑧路車 在書寫山纜車站(終點)下車。
      (所需時間大約25分)
     從姬路繞城高速姫路・姬路西立交橋大約15分。
     從山陽自動車道路・姬路西立交橋大約10分 停車場有45個車位

      みたいにゃメンバーズ募集中! 詳しくはこちら!
      みたいにゃメンバーズ募集中!