播州の銘酒をつむぐヤヱガキ酒造を訪ねる ヤヱガキの酒造りの真髄とは

播州の銘酒をつむぐヤヱガキ酒造を訪ねる ヤヱガキの酒造りの真髄とは
目次

    ヤヱガキの酒造り その真髄をひもとく



    03.jpg

    ヤヱガキ酒造を訪問した秋晴れの日、蔵の軒先には酒林が上げられていた。
    酒林は酒造りの安全と良酒が醸せますようにという祈りであり同時に、初搾りの時期を知らせる。


       目次

    ・ヤヱガキ酒造の新酒

    ・ヤヱガキ酒造の歴史と発展

    ・ヤヱガキ酒造の代表銘柄

    ・八重垣倶楽部について

    ・現代の名工 杜氏田中博和氏

    ・ヤヱガキ酒造の新酒

    shinsyu1.jpg

    今年もよい酒ができたと杜氏・田中博和さんは穏やかな笑みをうかべる。
    中学を卒業すると酒造りの道を選らんだ。
    杜氏一筋の父親や叔父の生き様を目の当たりにして、迷いはなかったという。
    初絞り「無濾過生原酒しぼりたて」は、2017年11月22日に蔵出しされた。
    続いて新酒限定「にごり酒」、12月に入ると「純米無濾過生原酒」が出荷される。
    新酒にはシリアルナンバーが刻まれた木札がさげられ、裏面には杜氏田中氏の酒造りへの想いが記されていた。
    その文言には、心に灯し続けられた情熱と冷静が感じられる。

    ・ヤヱガキ酒造の歴史と発展

    hasegawa-hause2.png

    ヤヱガキ酒造は創業1666年というから蔵元の中でも歴史は長い。
    播州国の因幡街道に沿う林田の地は、酒造りに最適の土地。林田川の伏流水は千寿の水とたたえられる。
    酒米の最高品種とされる山田錦の産地に程近い。
    寒仕込みに欠かせないは、昼と夜の寒暖の差だ。
    名水、良質の酒米、自然、美味い酒を造る条件のすべてが林田にあった。
    1950年代にはいると日本の醸造は、合理化がはかられ機械による量産が中心だった。
    自然と人が共につむぎだす酒造りこそ、ヤヱガキの本来の在り方。
    本物への回帰という選択をやりとげたのは1970年のことである。
    吟醸酒や地酒がブームになるのは、それよりずっと後になる。
    時代に先行する大胆な方向転換だが、羅針盤に狂いはなかった。みごとな量から質への日本酒革命だ。

    5.png

    この時期に、2003年にヤヱガキフード&システム株式会社と社名変更したヤヱガキ醸造機械株式会社が設立されている。
    醸造機械と農産加工機器の製造販売や自社健康食品の開発販売が主たる業務だ。
    同時にベニコウジ色素の開発研究に着手し、発酵工学をベースとする ヤヱガキ発酵技研株式会社が1979年に設立。
    1988年には、グループの人事、労務、経理、情報処理などを業務とするヤヱガキジャパン。
    さらにアメリカでの酒類の製造販売に従事する現地法人ヤヱガキ・コーポレーション・オブ・USAが1999年に設立された。
    多角経営にのりだすヤヱガキグループだが、本物を追及する姿勢はヤヱガキの酒造りと変わらない。

    ・ヤヱガキ酒造の代表銘柄

    shohin.png

    2017年3月創業350周年を向かえ、ヤヱガキ酒造はロゴを「八重垣」から「八重墻」へ変更した。
    これは1881年に名づけられた酒銘によるところだ。竹や木で作られる「垣」に対し、「墻」は石や土で造作される頑丈なものを表す。

    ・八重墻「褒紋」大吟醸原酒

    2017年夏に登場した「褒紋」大吟醸原酒は、「八重墻」の新ロゴを背負うにふさわしい銘酒。
    兵庫県産山田錦を全量使い、伝統的な蓋麹法が用いられている。
    酒造りの中で麹作りはもっとも重要になる。
    一般的な麹造りは大きな箱で仕込まれるが、蓋麹法では一升程度の米麹に分けて仕込まれる。
    箱は縦横60センチ、40センチ、高さ5センチという小さなもので、それをいくつも仕込むことになる。
    麹の様子は一つひとつ丹念に診ていかなくてはならない。蓋麹法とはとても手間と労力がかかるのだ。
    母親のように惜しまない愛情が必要になる。
    こうして出来上がった「褒紋」大吟醸原酒は、芳醇な香りが広がるが、口にすると驚くほど柔らかい。
    含んだ酒の余韻がいつまでも残る趣のある大吟醸だ。

    ・純米大吟醸「青乃無」

    「無」純米大吟醸シリーズ「青乃無」は、新感覚の日本酒。
    記者は姫路市塩町の某店で出会う幸運を得た。上質のリキュールを髣髴させるような味わいがある。
    香りはほのかに抑えられ、それが青乃無の気品をひきたてている。
    芳醇で深い味わいを生む山田錦と、きりっと引きしまったキレが特長の五百万石のバランスが実にみごとだ。
    刺身や塩焼きといった和食にも合うが、アヒージョやドライフルーツを肴にしてもいい。
    ヨーロッパ最大のワイン・スピリッツ競技会International Wine and Spirit Competitionにおいて金賞を受賞。
    さらに部門最高位のトロフィーを受賞している。
    IWSCは1969年に始まったヨーロッパでは歴史のあるコンペティションで、青乃無が受賞した2016年は世界90カ国以上がエントリー。
    ヨーロッパのみならず、アメリカでも青乃無は記録的な売り上げをのばしているという。
    ワイングラスが似合う日本酒だ。

    八重垣 特別純米 山田錦

    「八重垣 特別純米 山田錦」もヤヱガキ酒造代表の日本酒だ。
    主張しすぎない香り、程よい酸味。かろやかだが、満足する旨味。飲み飽きない酒というのだろうか。
    料理の美味しさをひきたてるのに、自然に盃がすすむ。
    盃を重ねるごとに、旨い酒を飲んでいる嬉しさが広がる。これが、ヤヱガキの酒なのだ。

    ・八重垣倶楽部について

    2.png

    八重垣倶楽部は、酒造と消費者がダイレクトに接点を持つ場として運営されている。
    倶楽部が主催する「お酒を楽しむ会」は、年2回地元で開催されるほかに、大阪と神戸でも年1回ずつ開かれている。
    俗にかくし酒と呼ばれる蔵元の秘蔵酒が味わえるのも人気だろう。
    前回は2017年11月23日の祝日に行われ、酒宴の前に蔵見学が実施された。
    蔵は一般に公開されていない。今回が初めてになり、八重垣倶楽部メンバーの大目玉特典になった。

    ヤヱガキ酒造は直販していない。唯一の蔵元直営店が姫路駅前のピオレにある。
    アンテナショップとして消費者の動向を分析し、ニーズにあった商品開発にあたる。

    公式ホームページのオンラインショップでは、季節の酒や限定商品が手に入る。

    ・現代の名工 杜氏田中博和氏

    5.jpg

    杜氏田中博和さんは、2012年現代の名工に選ばれた。
    卓越した技術者だけに与えられるもので、受賞できるのはごくわずかだ。
    さらに2014年の春には、黄綬褒章を受章されている。
    天才と呼ばれる人は往々にしてそれを感じさせない。

    新酒にかけられた木札にしるされた名工の言葉を伝えたいと思う。
    「酒は心で造るもの。酒造りは仕事ではない愛情だ。今年も蔵人にありがとう。感謝を込めた新酒ができました。」
    田中氏は手で触り酒と話すという。
    機械は時間を測ることはできるが、生きている酒の言葉をくみとることはできない。

    彼の卓越した技術と酒造りへの真摯な想いは、着実に若い蔵人社員に受け継がれている。

    播州の歴史ある名蔵元として君臨するヤヱガキ酒造。それだけに蔵元の責任も重い。
    人をはぐくみ、人を活かし、人と人をつなぐヤヱガキ酒造には、伝統を守りながら決して胡坐をかかない企業の在り方が感じられる。

    ヤヱガキの酒造り その真髄をひもとく



    03.jpg

    ヤヱガキ酒造を訪問した秋晴れの日、蔵の軒先には酒林が上げられていた。
    酒林は酒造りの安全と良酒が醸せますようにという祈りであり同時に、初搾りの時期を知らせる。


       目次

    ・ヤヱガキ酒造の新酒

    ・ヤヱガキ酒造の歴史と発展

    ・ヤヱガキ酒造の代表銘柄

    ・八重垣倶楽部について

    ・現代の名工 杜氏田中博和氏



    ・ヤヱガキ酒造の新酒



    shinsyu1.jpg

    今年もよい酒ができたと杜氏・田中博和さんは穏やかな笑みをうかべる。
    中学を卒業すると酒造りの道を選らんだ。
    杜氏一筋の父親や叔父の生き様を目の当たりにして、迷いはなかったという。
    初絞り「無濾過生原酒しぼりたて」は、2017年11月22日に蔵出しされた。
    続いて新酒限定「にごり酒」、12月に入ると「純米無濾過生原酒」が出荷される。
    新酒にはシリアルナンバーが刻まれた木札がさげられ、裏面には杜氏田中氏の酒造りへの想いが記されていた。
    その文言には、心に灯し続けられた情熱と冷静が感じられる。

    ・ヤヱガキ酒造の歴史と発展



    hasegawa-hause2.png

    ヤヱガキ酒造は創業1666年というから蔵元の中でも歴史は長い。
    播州国の因幡街道に沿う林田の地は、酒造りに最適の土地。林田川の伏流水は千寿の水とたたえられる。
    酒米の最高品種とされる山田錦の産地に程近い。
    寒仕込みに欠かせないは、昼と夜の寒暖の差だ。
    名水、良質の酒米、自然、美味い酒を造る条件のすべてが林田にあった。
    1950年代にはいると日本の醸造は、合理化がはかられ機械による量産が中心だった。
    自然と人が共につむぎだす酒造りこそ、ヤヱガキの本来の在り方。
    本物への回帰という選択をやりとげたのは1970年のことである。
    吟醸酒や地酒がブームになるのは、それよりずっと後になる。
    時代に先行する大胆な方向転換だが、羅針盤に狂いはなかった。みごとな量から質への日本酒革命だ。

    5.png

    この時期に、2003年にヤヱガキフード&システム株式会社と社名変更したヤヱガキ醸造機械株式会社が設立されている。
    醸造機械と農産加工機器の製造販売や自社健康食品の開発販売が主たる業務だ。
    同時にベニコウジ色素の開発研究に着手し、発酵工学をベースとする ヤヱガキ発酵技研株式会社が1979年に設立。
    1988年には、グループの人事、労務、経理、情報処理などを業務とするヤヱガキジャパン。
    さらにアメリカでの酒類の製造販売に従事する現地法人ヤヱガキ・コーポレーション・オブ・USAが1999年に設立された。
    多角経営にのりだすヤヱガキグループだが、本物を追及する姿勢はヤヱガキの酒造りと変わらない。



    ・ヤヱガキ酒造の代表銘柄





    shohin.png

    2017年3月創業350周年を向かえ、ヤヱガキ酒造はロゴを「八重垣」から「八重墻」へ変更した。
    これは1881年に名づけられた酒銘によるところだ。竹や木で作られる「垣」に対し、「墻」は石や土で造作される頑丈なものを表す。


    褒紋 大吟醸原酒_本体.png

    ・八重墻「褒紋」大吟醸原酒

    2017年夏に登場した「褒紋」大吟醸原酒は、「八重墻」の新ロゴを背負うにふさわしい銘酒。
    兵庫県産山田錦を全量使い、伝統的な蓋麹法が用いられている。
    酒造りの中で麹作りはもっとも重要になる。
    一般的な麹造りは大きな箱で仕込まれるが、蓋麹法では一升程度の米麹に分けて仕込まれる。
    箱は縦横60センチ、40センチ、高さ5センチという小さなもので、それをいくつも仕込むことになる。
    麹の様子は一つひとつ丹念に診ていかなくてはならない。蓋麹法とはとても手間と労力がかかるのだ。
    母親のように惜しまない愛情が必要になる。
    こうして出来上がった「褒紋」大吟醸原酒は、芳醇な香りが広がるが、口にすると驚くほど柔らかい。
    含んだ酒の余韻がいつまでも残る趣のある大吟醸だ。




    無_瓶.png


    ・純米大吟醸「青乃無」

     「無」純米大吟醸シリーズ「青乃無」は、新感覚の日本酒。
     記者は姫路市塩町の某店で出会う幸運を得た。
     上質のリキュールを髣髴させるような味わいがある。
     香りはほのかに抑えられ、それが青乃無の気品をひきたてている。
     芳醇で深い味わいを生む山田錦と、きりっと引きしまったキレが特長の五百万石のバランスが実にみごとだ。
     刺身や塩焼きといった和食にも合うが、アヒージョやドライフルーツを肴にしてもいい。
     ヨーロッパ最大のワイン・スピリッツ競技会International Wine and Spirit Competitionにおいて、金賞を受賞。
     さらに部門最高位のトロフィーを受賞している。
     IWSCは1969年に始まったヨーロッパでは歴史のあるコンペティションで、青乃無が受賞した2016年は世界90カ国以上がエントリー。    
     ヨーロッパのみならず、アメリカでも青乃無は記録的な売り上げをのばしているという。
     ワイングラスが似合う日本酒だ。





    特別純米_山田錦720_燗酒第七回.png

    八重垣 特別純米 山田錦

    「八重垣 特別純米 山田錦」もヤヱガキ酒造代表の日本酒だ。
    主張しすぎない香り、程よい酸味。かろやかだが、満足する旨味。飲み飽きない酒というのだろうか。
    料理の美味しさをひきたてるのに、自然に盃がすすむ。
    盃を重ねるごとに、旨い酒を飲んでいる嬉しさが広がる。これが、ヤヱガキの酒なのだ。










    ・八重垣倶楽部について



    2.png

    八重垣倶楽部は、酒造と消費者がダイレクトに接点を持つ場として運営されている。
    倶楽部が主催する「お酒を楽しむ会」は、年2回地元で開催されるほかに、大阪と神戸でも年1回ずつ開かれている。
    俗にかくし酒と呼ばれる蔵元の秘蔵酒が味わえるのも人気だろう。
    前回は2017年11月23日の祝日に行われ、酒宴の前に蔵見学が実施された。
    蔵は一般に公開されていない。今回が初めてになり、八重垣倶楽部メンバーの大目玉特典になった。

    ヤヱガキ酒造は直販していない。唯一の蔵元直営店が姫路駅前のピオレにある。
    アンテナショップとして消費者の動向を分析し、ニーズにあった商品開発にあたる。

    公式ホームページのオンラインショップでは、季節の酒や限定商品が手に入る。





    ・現代の名工 杜氏田中博和氏



    5.jpg


    杜氏田中博和さんは、2012年現代の名工に選ばれた。
    卓越した技術者だけに与えられるもので、受賞できるのはごくわずかだ。
    さらに2014年の春には、黄綬褒章を受章されている。
    天才と呼ばれる人は往々にしてそれを感じさせない。

    新酒にかけられた木札にしるされた名工の言葉を伝えたいと思う。
    「酒は心で造るもの。酒造りは仕事ではない愛情だ。今年も蔵人にありがとう。感謝を込めた新酒ができました。」
    田中氏は手で触り酒と話すという。
    機械は時間を測ることはできるが、生きている酒の言葉をくみとることはできない。

    彼の卓越した技術と酒造りへの真摯な想いは、着実に若い蔵人社員に受け継がれている。





    播州の歴史ある名蔵元として君臨するヤヱガキ酒造。それだけに蔵元の責任も重い。
    人をはぐくみ、人を活かし、人と人をつなぐヤヱガキ酒造には、伝統を守りながら決して胡坐をかかない企業の在り方が感じられる。







    ヤヱガキの酒造り その真髄をひもとく



    03.jpg

    ヤヱガキ酒造を訪問した秋晴れの日、蔵の軒先には酒林が上げられていた。
    酒林は酒造りの安全と良酒が醸せますようにという祈りであり同時に、初搾りの時期を知らせる。


       目次

    ・ヤヱガキ酒造の新酒

    ・ヤヱガキ酒造の歴史と発展

    ・ヤヱガキ酒造の代表銘柄

    ・八重垣倶楽部について

    ・現代の名工 杜氏田中博和氏



    ・ヤヱガキ酒造の新酒



    shinsyu1.jpg

    今年もよい酒ができたと杜氏・田中博和さんは穏やかな笑みをうかべる。
    中学を卒業すると酒造りの道を選らんだ。
    杜氏一筋の父親や叔父の生き様を目の当たりにして、迷いはなかったという。
    初絞り「無濾過生原酒しぼりたて」は、2017年11月22日に蔵出しされた。
    続いて新酒限定「にごり酒」、12月に入ると「純米無濾過生原酒」が出荷される。
    新酒にはシリアルナンバーが刻まれた木札がさげられ、裏面には杜氏田中氏の酒造りへの想いが記されていた。
    その文言には、心に灯し続けられた情熱と冷静が感じられる。

    ・ヤヱガキ酒造の歴史と発展



    hasegawa-hause2.png

    ヤヱガキ酒造は創業1666年というから蔵元の中でも歴史は長い。
    播州国の因幡街道に沿う林田の地は、酒造りに最適の土地。林田川の伏流水は千寿の水とたたえられる。
    酒米の最高品種とされる山田錦の産地に程近い。
    寒仕込みに欠かせないは、昼と夜の寒暖の差だ。
    名水、良質の酒米、自然、美味い酒を造る条件のすべてが林田にあった。
    1950年代にはいると日本の醸造は、合理化がはかられ機械による量産が中心だった。
    自然と人が共につむぎだす酒造りこそ、ヤヱガキの本来の在り方。
    本物への回帰という選択をやりとげたのは1970年のことである。
    吟醸酒や地酒がブームになるのは、それよりずっと後になる。
    時代に先行する大胆な方向転換だが、羅針盤に狂いはなかった。みごとな量から質への日本酒革命だ。

    5.png

    この時期に、2003年にヤヱガキフード&システム株式会社と社名変更したヤヱガキ醸造機械株式会社が設立されている。
    醸造機械と農産加工機器の製造販売や自社健康食品の開発販売が主たる業務だ。
    同時にベニコウジ色素の開発研究に着手し、発酵工学をベースとする ヤヱガキ発酵技研株式会社が1979年に設立。
    1988年には、グループの人事、労務、経理、情報処理などを業務とするヤヱガキジャパン。
    さらにアメリカでの酒類の製造販売に従事する現地法人ヤヱガキ・コーポレーション・オブ・USAが1999年に設立された。
    多角経営にのりだすヤヱガキグループだが、本物を追及する姿勢はヤヱガキの酒造りと変わらない。



    ・ヤヱガキ酒造の代表銘柄





    shohin.png

    2017年3月創業350周年を向かえ、ヤヱガキ酒造はロゴを「八重垣」から「八重墻」へ変更した。
    これは1881年に名づけられた酒銘によるところだ。竹や木で作られる「垣」に対し、「墻」は石や土で造作される頑丈なものを表す。


    褒紋 大吟醸原酒_本体.png

    ・八重墻「褒紋」大吟醸原酒

    2017年夏に登場した「褒紋」大吟醸原酒は、「八重墻」の新ロゴを背負うにふさわしい銘酒。
    兵庫県産山田錦を全量使い、伝統的な蓋麹法が用いられている。
    酒造りの中で麹作りはもっとも重要になる。
    一般的な麹造りは大きな箱で仕込まれるが、蓋麹法では一升程度の米麹に分けて仕込まれる。
    箱は縦横60センチ、40センチ、高さ5センチという小さなもので、それをいくつも仕込むことになる。
    麹の様子は一つひとつ丹念に診ていかなくてはならない。蓋麹法とはとても手間と労力がかかるのだ。
    母親のように惜しまない愛情が必要になる。
    こうして出来上がった「褒紋」大吟醸原酒は、芳醇な香りが広がるが、口にすると驚くほど柔らかい。
    含んだ酒の余韻がいつまでも残る趣のある大吟醸だ。




    無_瓶.png


    ・純米大吟醸「青乃無」

     「無」純米大吟醸シリーズ「青乃無」は、新感覚の日本酒。
     記者は姫路市塩町の某店で出会う幸運を得た。
     上質のリキュールを髣髴させるような味わいがある。
     香りはほのかに抑えられ、それが青乃無の気品をひきたてている。
     芳醇で深い味わいを生む山田錦と、きりっと引きしまったキレが特長の五百万石のバランスが実にみごとだ。
     刺身や塩焼きといった和食にも合うが、アヒージョやドライフルーツを肴にしてもいい。
     ヨーロッパ最大のワイン・スピリッツ競技会International Wine and Spirit Competitionにおいて、金賞を受賞。
     さらに部門最高位のトロフィーを受賞している。
     IWSCは1969年に始まったヨーロッパでは歴史のあるコンペティションで、青乃無が受賞した2016年は世界90カ国以上がエントリー。    
     ヨーロッパのみならず、アメリカでも青乃無は記録的な売り上げをのばしているという。
     ワイングラスが似合う日本酒だ。





    特別純米_山田錦720_燗酒第七回.png

    八重垣 特別純米 山田錦

    「八重垣 特別純米 山田錦」もヤヱガキ酒造代表の日本酒だ。
    主張しすぎない香り、程よい酸味。かろやかだが、満足する旨味。飲み飽きない酒というのだろうか。
    料理の美味しさをひきたてるのに、自然に盃がすすむ。
    盃を重ねるごとに、旨い酒を飲んでいる嬉しさが広がる。これが、ヤヱガキの酒なのだ。










    ・八重垣倶楽部について



    2.png

    八重垣倶楽部は、酒造と消費者がダイレクトに接点を持つ場として運営されている。
    倶楽部が主催する「お酒を楽しむ会」は、年2回地元で開催されるほかに、大阪と神戸でも年1回ずつ開かれている。
    俗にかくし酒と呼ばれる蔵元の秘蔵酒が味わえるのも人気だろう。
    前回は2017年11月23日の祝日に行われ、酒宴の前に蔵見学が実施された。
    蔵は一般に公開されていない。今回が初めてになり、八重垣倶楽部メンバーの大目玉特典になった。

    ヤヱガキ酒造は直販していない。唯一の蔵元直営店が姫路駅前のピオレにある。
    アンテナショップとして消費者の動向を分析し、ニーズにあった商品開発にあたる。

    公式ホームページのオンラインショップでは、季節の酒や限定商品が手に入る。





    ・現代の名工 杜氏田中博和氏



    5.jpg


    杜氏田中博和さんは、2012年現代の名工に選ばれた。
    卓越した技術者だけに与えられるもので、受賞できるのはごくわずかだ。
    さらに2014年の春には、黄綬褒章を受章されている。
    天才と呼ばれる人は往々にしてそれを感じさせない。

    新酒にかけられた木札にしるされた名工の言葉を伝えたいと思う。
    「酒は心で造るもの。酒造りは仕事ではない愛情だ。今年も蔵人にありがとう。感謝を込めた新酒ができました。」
    田中氏は手で触り酒と話すという。
    機械は時間を測ることはできるが、生きている酒の言葉をくみとることはできない。

    彼の卓越した技術と酒造りへの真摯な想いは、着実に若い蔵人社員に受け継がれている。





    播州の歴史ある名蔵元として君臨するヤヱガキ酒造。それだけに蔵元の責任も重い。
    人をはぐくみ、人を活かし、人と人をつなぐヤヱガキ酒造には、伝統を守りながら決して胡坐をかかない企業の在り方が感じられる。







    八重恒造酒 探索其精华所在之旅



    03.jpg

    访问八重恒造酒是在一个晴朗的秋日,酒窖屋檐下挂着酒林。酒林是保佑造酒平安和酿出美酒的标志,同时也提醒我们新酒将要出窖了。


       目次

    ・八重恒造酒的新酒

    ・八重恒造酒的历史和发展

    ・八重恒造酒的代表品牌

    ・关于八重恒俱乐部

    ・现代的造酒名师 造酒工程师田中博和先生



    ・八重恒造酒的新酒



    shinsyu1.jpg

    今年也造出了好酒。造酒工程师田中博和说道,脸上带着平静的微笑。
    中学毕业后他选择了造酒之路。
    父亲叔叔都是造酒出身,看到他们的人生,此选择并无任何犹豫。
    新酒“无过滤生原酒”,2017年11月22日出窖。
    接着出窖的是,作为限量版的新酒“浊酒”,和12月出窖的“纯米无过滤生原酒”。
    新酒上的木牌印有原始出厂号码,背面印有田中工程师的造酒感言。
    感言饱含热情与冷静,如照亮心灵之明灯。

    ・八重恒造酒的历史和发展



    hasegawa-hause2.png

    八重恒造酒1666年创业,在造酒业内也是历史悠久。
    播州国因幡街道道旁的林田之地,最适合造酒。林田河水被赞为长寿水。
    距离造酒米最好的品种山田锦的产地也很近。
    酿酒不可或缺的是昼夜的温差。
    好水,好米和优秀的自然条件,林田拥有所有这些造酒条件。
    1950年代日本的酿造业,追求效率,以机械加工的大规模生产为中心。
    八重恒本来的造酒方式,讲究自然与人类的和谐共存。
    1970年成功选择重新回到这种本来的造酒方式。
    吟酿酒和本地酒的流行,远在那之后。
    先于时代大胆转向,方向却并未混乱。从量到质的日本酒改革得以成功。

    5.png

    在此期间,2003年更名为八重恒食品和系统株式会社的八重恒酿造机械株式会社成立。
    制造和销售酿造机械和农产品加工设备以及自行开发的保健食品是其主要任务。
    与此同时,我们开始了红曲的开发研究。1979年成立了基于发酵学的八重恒发酵技研株式会社。
    1988年成立八重恒日本,负责集团人事,劳资,会计和信息处理。
    另外,美国本土公司Yaegaki Corporation从事酒精饮料的制造和销售,成立于1999年。
    多样化管理的八重恒集团,追求真品的态度与酿造八重恒清酒如出一辙。



    ・八重恒造酒的代表品牌





    shohin.png

    2017年3月,面向创业350周年,八重恒将标志从“八重恒”改为“八重墙”。
    这是源于1881年的酒名。 相对由竹子和树木制成的“栅栏”,“墙”代表了一个由石头和泥土组成的坚固物体。


    褒紋 大吟醸原酒_本体.png

    ・八重墙“褒纹”大吟酿原酒

    2017年夏天造出的“褒纹”大吟酿远酒,是一款适合撑起“八重墙”新品牌的名牌酒。
    完全使用兵库县生产的山田锦,使用传统的盖式制曲法。
    制作曲是非常重要的。
    一般制曲是在一个大箱子里收取,但是在盖子曲式法中,每箱放入约1升的米曲。
    箱子很小,长度为60厘米,宽度为40厘米,高度为5厘米,放置数个箱子。
    需要仔细检查酒曲的状态。 盖子曲法非常耗时且费力。
    要像妈妈一样的慈爱。
    通过这种方式,做出的“褒纹”大吟酿原酒,散发出浓郁的香气,但饮用时却非常柔软。
    余味悠长的大吟酿格调高雅。




    無_瓶.png


    ・纯米大吟酿“青乃无”

     纯米大吟酿“无”系列的“青乃无”,是种新型日本酒。笔者在姬路市盐町的某店幸运地喝到过。
    口味可以令人联想到美味的利口酒。
    香气控制为淡淡的芬芳,正显出青乃无的优雅。
    产生丰富而浓郁的味道的山田锦与产生后口的五百万石,两种米的配合相当优秀。
    它适合日本料理,如生鱼片和烤鱼,也可以配西班牙香蒜ahijo和干果。
     在欧洲最大的比赛,国际葡萄酒烈性酒大赛上获得金奖。
    还赢得了类别中的最高奖杯。
    IWSC是欧洲的历史性的比赛,始于1969年,当2016年青乃无赢得奖项时,全球90多个国家发来订单。
    不仅在欧洲,在美国,青乃无也创下了创纪录的销售额。
    这是一款适于用葡萄酒杯喝的日本酒。





    特別純米_山田錦720_燗酒第七回.png

    八重恒 特别纯米 山田锦

    八重恒 特别纯米 山田锦也是其代表作。
    香气没有太过,适度酸味。 圆润但令人满意的口味。 我不知道是否会喝不厌。
    就着美味酒菜,杯子自然会被满上。
    每次举杯,喝着美酒的喜悦就会蔓延开来。 这才是八重恒的美酒。










    ・关于八重恒俱乐部



    2.png

    八重恒俱乐部是造酒厂和消费者直接接触的地方。
    除了每年两次在本地举办外,俱乐部主办的“清酒品尝俱乐部”在大阪和神户也每年举办一次。
    品尝被称为隐藏酒的酒窖的秘藏,很受欢迎。
    上次于2017年11月23日假日举行,在盛宴前举行了参观酒窖之旅。
    酒窖一般不向公众开放。 这次成为第一次,这成为俱乐部成员的一个巨大的优惠。

    八重恒造酒不直接出售。唯一直营店位于姬路站前的Piolet。
    作为天线商店,分析消费者的趋势,并开发满足需求的产品。

    在官方网站的在线商店,可以买到季节性和限量版商品。





    ・现代的造酒名师 造酒工程师田中博和先生



    5.jpg


    造酒工匠田中博和,当选为2012年的现代杰出工匠。
    此奖授给优秀的工程师,只有少数人可以获奖。
    此外,2014年春季,他还获得黄绶勋章。
    所谓的天才,常常显得很普通。

    我想把他刻于酒牌的话传达给大家。
    “清酒是用心所造,造酒并非工作,而是爱情”。今年也向造酒师们致敬吧。造出了饱含感谢的清酒。”>田中先生用手触摸酒,与酒对话。
    虽然机器可以测量时间,但他们无法理解酒的语言。

    他的卓越技术和对酿酒的真诚渴望,正在确实地传承给年轻的酒窖员工。





    八重恒造酒,作为播磨的历史名酿酒厂。 责任重大。
    滋润人的生活,让人健康,活跃彼此感情的八重恒酒造,尽显保留传统却并不墨守成规的企业的真谛。







    八重恆造酒 探索其精華所在之旅



    03.jpg

    訪問八重恆造酒是在一個晴朗的秋日,酒窖屋簷下掛著酒林。酒林是保佑造酒平安和釀出美酒的標誌,同時也提醒我們新酒將要出窖了。


       目次

    ・八重恆造酒的新酒

    ・八重恆造酒的歷史和發展

    ・八重恆造酒的代表品牌

    ・關於八重恆俱樂部

    ・現代的造酒名師造酒工程師田中博和先生



    ・八重恆造酒的新酒



    shinsyu1.jpg

    今年也造出了好酒。造酒工程師田中博和說道,臉上帶著平靜的微笑。
    中學畢業後他選擇了造酒之路。
    父親叔叔都是造酒出身,看到他們的人生,此選擇並無任何猶豫。
    新酒“無過濾生原酒”,2017年11月22日出窖。
    接著出窖的是,作為限量版的新酒“濁酒”,和12月出窖的“純米無過濾生原酒”。
    新酒上的木牌印有原始出廠號碼,背面印有田中工程師的造酒感言。
    感言飽含熱情與冷靜,如照亮心靈之明燈。

    ・八重恆造酒的歷史和發展



    hasegawa-hause2.png

    八重恆造酒1666年創業,在造酒業內也是歷史悠久。
    播州國因幡街道道旁的林田之地,最適合造酒。林田河水被讚為長壽水。
    距離造酒米最好的品種山田錦的產地也很近。
    釀酒不可或缺的是晝夜的溫差。
    好水,好米和優秀的自然條件,林田擁有所有這些造酒條件。
    1950年代日本的釀造業,追求效率,以機械加工的大規模生產為中心。
    八重恆本來的造酒方式,講究自然與人類的和諧共存。
    1970年成功選擇重新回到這種本來的造酒方式。
    吟釀酒和本地酒的流行,遠在那之後。
    先於時代大膽轉向,方向卻並未混亂。從量到質的日本酒改革得以成功。

    5.png

    在此期間,2003年更名為八重恆食品和系統株式會社的八重恆釀造機械株式會社成立。
    製造和銷售釀造機械和農產品加工設備以及自行開發的保健食品是其主要任務。
    與此同時,我們開始了紅曲的開發研究。 1979年成立了基於發酵學的八重恆發酵技研株式會社。
    1988年成立八重恆日本,負責集團人事,勞資,會計和信息處理。
    另外,美國本土公司Yaegaki Corporation從事酒精飲料的製造和銷售,成立於1999年。
    多樣化管理的八重恆集團,追求真品的態度與釀造八重恆清酒如出一轍。



    ・八重恆造酒的代表品牌





    shohin.png

    2017年3月,面向創業350週年,八重恆將標誌從“八重恆”改為“八重牆”。
    這是源於1881年的酒名。相對由竹子和樹木製成的“柵欄”,“牆”代表了一個由石頭和泥土組成的堅固物體。


    褒紋 大吟醸原酒_本体.png

    ・八重牆“褒紋”大吟釀原酒

    2017年夏天造出的“褒紋”大吟釀遠酒,是一款適合撐起“八重牆”新品牌的名牌酒。
    完全使用兵庫縣生產的山田錦,使用傳統的蓋式製曲法。
    製作曲是非常重要的。
    一般製曲是在一個大箱子裡收取,但是在蓋子曲式法中,每箱放入約1升的米曲。
    箱子很小,長度為60厘米,寬度為40厘米,高度為5厘米,放置數個箱子。
    需要仔細檢查酒麯的狀態。蓋子曲法非常耗時且費力。
    要像媽媽一樣的慈愛。
    通過這種方式,做出的“褒紋”大吟釀原酒,散發出濃郁的香氣,但飲用時卻非常柔軟。
    餘味悠長的大吟釀格調高雅。




    無_瓶.png


    ・純米大吟釀“青乃無”

     純米大吟釀“無”系列的“青乃無”,是種新型日本酒。筆者在姬路市鹽町的某店幸運地喝到過。
    口味可以令人聯想到美味的利口酒。
    香氣控制為淡淡的芬芳,正顯出青乃無的優雅。
    產生豐富而濃郁的味道的山田錦與產生後口的五百萬石,兩種米的配合相當優秀。
    它適合日本料理,如生魚片和烤魚,也可以配西班牙香蒜ahijo和乾果。
     在歐洲最大的比賽,國際葡萄酒烈性酒大賽上獲得金獎。
    還贏得了類別中的最高獎杯。
    IWSC是歐洲的歷史性的比賽,始於1969年,當2016年青乃無贏得獎項時,全球90多個國家發來訂單。
    不僅在歐洲,在美國,青乃無也創下了創紀錄的銷售額。
    這是一款適於用葡萄酒杯喝的日本酒。





    特別純米_山田錦720_燗酒第七回.png

    八重恆 特別純米 山田錦

    八重恆 特別純米 山田錦也是其代表作。
    香氣沒有太過,適度酸味。圓潤但令人滿意的口味。我不知道是否會喝不厭。
    就著美味酒菜,杯子自然會被滿上。
    每次舉杯,喝著美酒的喜悅就會蔓延開來。這才是八重恆的美酒。










    ・關於八重恆俱樂部



    2.png

    八重恆俱樂部是造酒廠和消費者直接接觸的地方。
    除了每年兩次在本地舉辦外,俱樂部主辦的“清酒品嚐俱樂部”在大阪和神戶也每年舉辦一次。
    品嚐被稱為隱藏酒的酒窖的秘藏,很受歡迎。
    上次於2017年11月23日假日舉行,在盛宴前舉行了參觀酒窖之旅。
    酒窖一般不向公眾開放。這次成為第一次,這成為俱樂部成員的一個巨大的優惠。

    八重恆造酒不直接出售。唯一直營店位於姬路站前的Piolet。
    作為天線商店,分析消費者的趨勢,並開發滿足需求的產品。

    在官方網站的在線商店,可以買到季節性和限量版商品。





    ・現代的造酒名師造酒工程師田中博和先生



    5.jpg


    造酒工匠田中博和,當選為2012年的現代傑出工匠。
    此獎授給優秀的工程師,只有少數人可以獲獎。
    此外,2014年春季,他還獲得黃綬勳章。
    所謂的天才,常常顯得很普通。

    我想把他刻於酒牌的話傳達給大家。
    “清酒是用心所造,造酒並非工作,而是愛情”。今年也向造酒師們致敬吧。造出了飽含感謝的清酒。 ”>田中先生用手觸摸酒,與酒對話。
    雖然機器可以測量時間,但他們無法理解酒的語言。

    他的卓越技術和對釀酒的真誠渴望,正在確實地傳承給年輕的酒窖員工。





    八重恆造酒,作為播磨的歷史名釀酒廠。責任重大。
    滋潤人的生活,讓人健康,活躍彼此感情的八重恆酒造,盡顯保留傳統卻並不墨守成規的企業的真諦。







      みたいにゃメンバーズ募集中! 詳しくはこちら!
      みたいにゃメンバーズ募集中!