数多くのため池が残る町【稲美町】歴史が学べる観光スポットやおいしいグルメが満載!

数多くのため池が残る町【稲美町】歴史が学べる観光スポットやおいしいグルメが満載!
目次

    稲美町は豊かな自然が残る田園風景が魅力的な町です。
    その一方で、工業供給地としての一面も持ち合わせ活気に満ちています。

    こちらではそんな稲美町の魅力を紹介していきます。
    稲美町へのお出かけ前にチェックしておくのがおすすめですよ!

    稲美町の基本情報

    コスモス畑の写真

    稲美町は兵庫県加古郡に属しており、加古川と明石川に挟まれている町です。
    神戸市・明石市といった兵庫県の主要都市に隣接しています。

    2021年12月1日時点での人口は30,687人で、兵庫県人口約544万人のうちに占める割合は約0.55%です。

    アクセスについて

    高速道路の写真

    ※写真はイメージです

    稲美町は都心部へのアクセスが良好なので、各地からの観光者も多いのが特徴。

    車なら加古川バイパスを経由して姫路から約25分、神戸からは第2神明道路を経由して約45分となっています。
    大阪からも車で約75分なので、充分足を伸ばせる距離であると言えるでしょう。

    歴史について

    高園寺鬼追式の写真

    稲美町の歴史は古く、万葉集に「いなみ野」と地名が詠まれている事が確認されています。
    651年にインド僧の法道仙人が高薗寺(こうおんじ)を、743年には法相宗の行基が円光寺を建立するなど宗教的に大きな動きもありました。

    その高薗寺では、毎年2月9日、10日に「鬼追式」がおこなわれます。
    式で使用される鬼の面は、約250年前から伝えられているもの。鬼追式は町指定の文化財に登録されており、一見の価値がありますよ。

    町のイベントとしては、毎年5月の「稲美ふれあいまつり」や、8月に行われる「いなみ大池まつり」が有名です。

    風土・気候について

    稲美町の気候は年間を通じて晴れの多い瀬戸内海式気候です。観光目的で行くにはぴったりの気候条件と言えますね。

    加古大池の写真

    少ない降雨量で不足しがちな農業用水を補うために、多くのため池が作られたという背景があります。平均気温は16.7度と比較的過ごしやすく温暖です。

    稲美町観光にオススメ!人気スポット

    歴史・自然・産業がほど良いバランスで調和する稲美町には、魅力的な観光スポットがあちこちにあります。
    ゆったりした時の流れを感じたり、自然の中で身体を休めたり、自分好みの観光を楽しむことができますよ。

    元号「令和」の発表でも話題に「いなみ野 万葉の森」

    万葉の森の写真

    稲美町国安にある万葉の森は万葉集に詠まれた120種類もの万葉植物が楽しめる日本庭園です。
    和歌に詠まれたかつての「いなみ野」と瀬戸内海をイメージした庭園は一見の価値がありますよ。

    万葉の森の写真

    園内では庭園を一望できる「憩いの館」が人気スポットとなっています。
    「令和」という元号は万葉集に由来する言葉であり、発表以降は万葉集にちなんだ日本庭園としてもこの地が注目を集めているのです。

    スポット名 万葉の森
    住所 兵庫県加古郡稲美町国安1286-7 MAP

    幻の国営ワイナリーを知る「播州葡萄園歴史の館」

    播州葡萄園歴史の館の写真

    播州葡萄園歴史の館は稲美町立郷土資料館に隣接している施設です。
    播州葡萄園は、明治時代前期の殖産興業政策の国家プロジェクトの1つとして重要な役割を担っていました。
    しかしながらその資料は長年行方知れずとなっており、巷では幻のぶどう園と囁かれていたのです。

    1996年に発掘調査が行われた事で一部の資料や建物の一部が出土したため、資料館として公開する運びになりました。
    映像や写真パネルから当時の様子が伺い知れるので、歴史好きの人には特におすすめですよ。

    スポット名 播州葡萄園歴史の館
    住所 兵庫県加古郡稲美町国安1286−55 MAP

    まちの歴史を辿る「稲美町立郷土資料館」

    稲美町立郷土資料館の写真

    稲美町立郷土資料館では、主に考古・歴史・民俗に関する資料を展示しています。
    飛鳥時代より続く稲美町の姿を紐解く事ができるでしょう。

    稲美町の主要観光スポットへのアクセスが良いので、おでかけの拠点として活用するのもおすすめです。
    特に、先人たちが稲美町を農業地として開拓してきた歴史は、観光する上で知っておくとまた見方が変わりそうですね。

    スポット名 稲美町立郷土資料館
    住所 兵庫県加古郡稲美町国安1286−55 MAP

    【番外編】よりため池見学を楽しむために「いなみ野 ため池ミュージアム」

    天満大池の写真

    いなみ野 ため池ミュージアムは建物として存在する施設ではなく、約5万箇所にもおよぶ兵庫県東播地方のため池群を展示物に見立てたものです。

    稲美町だけでも88箇所ものため池が点在し、県内最大の加古大池(かこおおいけ)や県内最古の天満大池(てんまおおいけ)などを有しています。

    公式ホームページではため池のガイドや観光マップが用意されているので、足を運ぶ前に一読しておくとより一層ため池の風景を楽しむ事ができるでしょう。
    ため池ミュージアムは「文化的景観180カ所」「関西自然に親しむ風景100選」「疏水百選」などさまざまなセレクションに選抜されています。

    スポット名 いなみ野 ため池ミュージアム
    住所 兵庫県加古郡稲美町加古1678 MAP
    HP いなみ野 ため池ミュージアム【公式】

    稲美町で味わいたいご当地グルメ

    観光のお供として忘れられないのがグルメですよね。農業地としても知られる稲美町には、魅力的なグルメも満載です。観光の際にはぜひ味わっておきましょう。

    メロン

    メロンの写真

    稲美町の温暖かつ降雨量の少ない気候はメロンの栽培に適しており、「いなみ野メロン」というブランドが確立されています。
    出荷基準は糖度13度以上に設定され、なめらかな舌触りとキメの細かい甘さが魅力です。

    化学肥料や化学農薬を極力削減したこだわりの手法で作られる、「1本の樹から1玉」という貴重な果実を味わいましょう。また、いなみ野メロンの旬は6月~8月となっていますよ。

    米の写真

    ※写真はイメージです

    兵庫県は近畿有数の米どころとして知られています。稲美町でも町名のとおり、稲穂に満ちた美しい田園でたくさんの美味しいお米が作られています。
    ブランド化されている厳選コシヒカリ「万葉の香」は地元の学校給食にも使用され、味と安全性について地域住民からの信頼を得ています。

    堆肥作りからこだわり抜いた「万葉の香」は、炊き上がりがふっくらとして優しい味わいが魅力です。現地で味わうほかにも、お土産として帰宅後に楽しむのも良いでしょう。

    魅力満載の稲美町!歴史・グルメ・自然のすべてを楽しもう

    ため池の写真

    稲美町は五感のすべてを刺激する魅力が満載です。特に目を奪われるため池群や、幻の葡萄園を紐解く歴史館が人気となっています。

    ゆったりとした時間の流れる稲美町で、自分なりの観光を楽しんでみてください。

    2022年1月13日時点での情報です。
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